2008年度第80回アカデミー長編ドキュメンタリー賞
「タクシー・トゥ・ザ・ダークサイド」
アムネスティ・インターナショナルの上映会に誘われたので、観に行った。
こんな映画があることも知らなかった。
アフガニスタンのタクシードライバーが、突然「テロ容疑者」として拘束され、施設に収容された。
そして数日後尋問中に死亡。
この忘れ去られそうなひとつの事件をめぐり、収容所内では、「情報」を引き出すために拷問が繰り返し行われ、エスカレートしていったことが明らかにされていく。
実際に拷問に関与して後日裁かれることになる実行者たち。
その生々しい証言によって構成されるドキュメンタリーだった。
「一部の行き過ぎた」実行者たちだけが裁かれ、指揮命令系統の上層部の責任は問われない。
「報奨金」目的の犠牲者として、多くの一般人が、突然テロリストにされてしまう。
法の解釈を変えてまで、拷問を正当化する指導者。
戦争は人間から理性やモラルを奪う。
そういうシステムのもとで「正当」な戦争として継続されていく.........
ひとりのタクシードライバーの死は「殺人」として暴かれたが、自主上映でしか観る機会がない。
劇場公開は今後もおそらく無理なのかもしれない。
「タクシー・トゥ・ザ・ダークサイド」
アムネスティ・インターナショナルの上映会に誘われたので、観に行った。
こんな映画があることも知らなかった。
アフガニスタンのタクシードライバーが、突然「テロ容疑者」として拘束され、施設に収容された。
そして数日後尋問中に死亡。
この忘れ去られそうなひとつの事件をめぐり、収容所内では、「情報」を引き出すために拷問が繰り返し行われ、エスカレートしていったことが明らかにされていく。
実際に拷問に関与して後日裁かれることになる実行者たち。
その生々しい証言によって構成されるドキュメンタリーだった。
「一部の行き過ぎた」実行者たちだけが裁かれ、指揮命令系統の上層部の責任は問われない。
「報奨金」目的の犠牲者として、多くの一般人が、突然テロリストにされてしまう。
法の解釈を変えてまで、拷問を正当化する指導者。
戦争は人間から理性やモラルを奪う。
そういうシステムのもとで「正当」な戦争として継続されていく.........
ひとりのタクシードライバーの死は「殺人」として暴かれたが、自主上映でしか観る機会がない。
劇場公開は今後もおそらく無理なのかもしれない。