猫 乃 眼

猫に癒され、旅で癒され、マイペース。~おぐにゃん~

遊び疲れか?はたまたビョーキ?

2006-11-29 08:43:09 | たべもの
猫的に生きるなんて宣言したわりには実際書いたブログは猫かぶりだったなんて冴えない話。(*_*)
今日は猫になれるかにゃ~。

$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■

いやあ参った、参った。
土曜日は風邪っぽいのにちょっと無理して臼杵に行き、そして日曜日は仕事したのがたたって、風邪でしんどっ。
本当に風邪なのか?
胃が痛む!
これはひょっとして「禁断のフグ肝」食った祟り?
ぎゃあぁぁ~!(@_@)
ところで臼杵という街があんなにいい所とは今まで知らなかった。
生活臭のするレトロな雰囲気というか、懐かしさがこみあげてくる。
一種癒しの世界だなあと、またゆっくり行ってみたい所だ。


NPO法人スポーツGEAR(ギア)が臼杵の老舗料亭「山田屋」さんでフグ食べをするというので、仲間に入れてもらう。
ところで山田屋さんってglobeのKeikoさんの実家だってことを母さんに教えてもらうまで知らなかったとは!
こんな具合だからglobeの綴りも間違ってるかも?その節は関係者の方にお詫びしなければ。
食事のメンバーには地元大分県高校野球部コーチや冬の国体県代表選手など、さすがスポーツ団体である。

御膳に出されたフグ刺しは見事だった。(^o^)
フグ刺しは食べ方に性格が出るから充分気をつけよう!それこそ猫かぶりで上品にいただくことにしようっと。

$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■
$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■
$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■

写真は昼間レンタカーで行った用作(「ゆうじゃく」と読む)公園の紅葉。


$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■

近くの普光寺磨崖仏も拝んで、ぼけ防止の地蔵さんも撫でてきたので、しばらくはぼけの恐怖から逃れることができるだろう、と淡い期待を。


さらに臼杵石仏、白馬峡の紅葉と、行き当たりばったりの道中でしたが、のんびりマイペースで過ごすことができた。

$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■

$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■

$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■


あれっ!昼飯何食ったんだっけ?
地蔵さんの効き目も期待できん「重量ぼけ」だあ!?・・・・・(>_<)

至福の音色

2006-11-09 07:56:48 | 映画・演劇・音楽
札幌コンサートホールでブダペストフィルの演奏を聴くことができた。
(写真は、翌朝撮ったもの)

$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■


旭山動物園の後に、続けてコンサートが聴けるとは、なんと強運なんだろう!
さすがに夜はぐっと冷え込んでくる。
中島公園の紅葉は終わり、銀杏の葉が風が吹くたびに舞い上がり、路面に滑り込むよう。公園の歩道は銀杏の葉に覆い尽くされて、冬が出番を待ちかまえている様子が、空気に伝わってくる。

札幌コンサートホールのある中島公園は、数年前に会合で訪れた際に、その紅葉の美しさにほれぼれして以来、札幌に来る機会があれば再度訪れたいと念願していたところだった。
落葉の公園もまた、寂しさが漂って、いいもんだ。

$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■

(写真は、一部紅葉が残っている中島公園パークホテル前を、翌朝撮影)

コンサートは、夜7時に開演。
指揮者が登場し、タクトを振った瞬間!
そこに醸し出されたやわらかい音を聴いて、なぜ多くの人がわざわざコンサートホールに足を運ぶのかが、今にしてわかった。
ハーモニーとはまさにこの空間。

「この音を聞け」と言わんばかりの安物のスピーカー(だけではなくオーディオ装置全体の問題!)から出てくる金切り声風の癇に障るCD音に慣れきった耳には、その音は、おとぎの国にきたような幸福感に誘うハーモニーだ。

楽器から奏でられた音は、その場で融合し、瞬時滞留しているようで、そしてそのまま、すぅーっと静かに天井へ上昇し、私の耳に届いて消える。
それまでの間に、次から次に音が奏でられ、紡ぎ合わされてひとつの世界が創造されていく。
ただ至福。

最後に演奏されたドボルザーク交響曲第9番新世界より」は、とくに素晴らしかった。
よく考えると、「新世界より」を全曲通しで聴くのは、初めてだった。

第1楽章が終わると、いよいよ聞かせどころの第2楽章。
指揮者は余分に間をおいて、気を入れ直して第2楽章導入部に入ったようにみえた。
ここが難しいのでしょう。でも管楽器もモタモタした感じがなく、自然だった。

思わず涙ぐんでしまうほどの、静かな美しいメロディー。
固唾をのんで耳を澄ます聴衆。
その固唾の音が聞こえる(こんな表現があるのかどうか怪しいですが・・・)かのような静寂のハーモニー。
第2楽章が終わったときに、思わず拍手をしてしまいたくなるほど、完結した演奏だと感じた。

$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■

第4楽章フィナーレが終わり、拍手はいつまでも鳴り止まない。
お決まりのパターンで、アンコールを2曲演奏していただいたのが、なにか興ざめしてしまったのは、私だけなのだろうか。
アンコールが悪いとは思わない。指揮者、演奏者に対する称賛の意思表示なのだから。
でも、どうもお決まりのパターンのように行きすぎのアンコールは、せっかくの演奏(本番)の感動を薄めてしまうような気がする。
実際、今回もアンコール2曲目が終わったときには、「新世界より」で覚えた感動が、薄れていくのがわかった。
個人的には拍手だけでアンコール演奏は「なし」にしてほしい。
感動をそのまま持ち帰りたい。

ヤーノシュ・コヴァーチュさんの指揮は、厳格でキビキビしていて、とても気持ちのいい指揮で、オーケストラとの一体感は、わかりやすい指揮法によるものではないか、と思う。

今回の演奏を聴いて「新世界より」のCDを買ってみたくなった。が・・・
あのオーディオじゃあねえ・・・。
グシュン・・・

生命と野生が輝く動物園

2006-11-09 07:31:26 | 北海道の旅・旭山動物園
旭山動物園はこの11月3日に冬期間に入ったばかり。
この写真は、ホッキョクグマのモグモグタイムに撮影。エサをめがけて水中ダイブする迫力。携帯のカメラではそのスピードについていけません。やっと1枚フレーム内に収めることができました。

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北海道は昨日(11月7日)凄まじい突風が吹き荒れ、竜巻で死者が出たそうだが、今日は肌寒い程度で風もおさまり一安心。
札幌駅前から中央バス冬の旭山動物園日帰り観光コースに乗車しました。
平日のせいか乗客はわずか9名。
それでも動物園に着くとあちこちから集まって来たお客さんで、平日なのにけっこう賑やかな感じ。サスガ!の人気。
後でガイドさんに聞くと、「今日は少ない、普段はこんなものじゃない」そうな!

$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■

それはともかく、旭山動物園はやっぱりすごい!
マジ、体が震える位の感動でした。何がすごいかって、今では有名な「行動展示」を実際に見て確かめてごらんなさい。動物のイキイキした姿、行動に魂が揺さぶられることまちがいなしですよ。

僕なんかとくに気に入ったヒョウとアザラシは3回も4回も見て、楽しんだ。
不思議なものだ。何度見ても、いつまで見てても飽きない。(個人的に問題あり?)


たとえば、アザラシは円筒の中を泳いで通過しますが、じっど観ていると、アザラシによって性格が違うことがわかるのです。すまし顔でスィーと通り過ぎて行く奴もいる。(ある意味これは僕的か?)これはあまり可愛くない。

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ところが一匹、カメラ目線でゆっくり登ってくる奴がいて、これがやはり人気の的でした。この子が現れるたびに、若い子も、おじさん、おばさんもうれしそうな歓声を上げて、円筒の周りに笑顔が満ちあふれる。
その愛らしい目はK工業のH社長(ローカルな個人名ですみません)がオチャメに現われたみたいで、妙に親しみを感じました。


$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■

ヒョウも迫力。なんせ頭上に横たわっているので怖い位近くに感じます。
たまたま場所争いなのか、いきなり牙をむいて喧嘩が始まりました。その場にいた観客は、牙をむいて唸り声をあげて争う2匹のヒョウの野生に圧倒され、声も出せない。
勝った方のヒョウははつい先程の怖い顔から一変して、満足気に猫みたいなおとなしい表情に戻り、私たちにもやっと安堵の笑顔が戻る。やあ「生」の迫力です。

$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■


このような野生の行動を間近に見れる装置、配置の工夫が旭山動物園の素晴らしさだと感心しました。
旭山動物園についてはいろんなところで紹介されているが、例えばペンギン館の水中廊下は、ペンギンが空を飛ぶように見えます。

$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■





これはいろんなところで紹介されている写真でもある程度雰囲気は伝わるでしょうが、園長の小菅さんが本の中でも書いおられるように、自分も空を飛んでいるような感覚は、その場に立たなければ体感できない。実際ふらつくような感覚です。これなんかもよく考え抜かれた装置だと感心しました。

旭山動物園に行こうと思い、予備知識を得るために駅の書店に行くと、2冊の本が並べてあり、「旭山動物園革命」と「戦う動物園」を買いました。単に動物園のことにとどまらず多くの示唆に富んだ内容でした。
これはお勧め。
私もある程度予備知識を得ていたので、自分なりにより楽しめたのだと思います。

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時間も費用もかけて来ても決して高くついたと思わせないのは、「旭山動物園」がブランドになっているからでしょう。

顧客満足度が高ければ、いくらお金を払っても、決して高いとは思わないものだと、いい勉強になります。

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$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■


もうひとつ、旭山動物園の英語名に「WILDLIFE CONSERVATION CENTER」(野生生物保護センター)が付いている、と本で知りました。
ここでは、種の保存にも積極的に取り組んでおられるそうです。


ここでも「常に野生に学ぶ」姿勢を堅持されているようです。
動物によって生態が違うので、ただ単にオスとメスを一緒の檻に入れておけば繁殖するというわけではないそうです。


$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■

たとえば巣穴を研究して、産室をつくりかえて成功したホッキョクグマ
冬の期間に減量して飢餓感をもたせて成功したエゾタヌキ。
生態を観察しいったん別居させ、時機を見て同じ部屋に入れて成功したエゾリス
など・・・それぞれに応じた「オリジナルの研究」というのが、すごい?よね!

旭山動物園では手書きポップ(パネル)も伝統だそうで、手書き特有の暖かみが伝わってきます。
エゾシカのポップで面白いのを発見した。(写真)「シカト」の謂れは花札に有りという内容だったので、写真に撮りました。

$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■

手書きポップは園内いたるところに設置されていて、こんな地道な努力があるからこそ旭山動物園の人気は衰えないのだと感じました。

最後に、一言。
「戦う動物園」は旭山動物園の小菅園長と到津の森公園の岩見園長二人の対談を中心に構成されていますが、買ったものの当初どうもタイトルが気に入らなかったのですが、
ところが、読んでいるうちに、なんとなくわかってきました。

$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■

$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■


少し長くなりますが引用すると、「・・・野生の動物をあつかうことは、毎日が戦いの連続である。彼らは家畜ではないから、人間が管理するのに都合のよい特性をもち合わせていない。・・・略・・・管理する人間の都合に合わせれば、野生の動物は簡単に死ぬことで仕返しをする。それでは動物園の負けである。飼育者として失格である。しかし、野生の動物の都合に合わせることは、もともとできない仕組みを動物園はもっている。だから、折り合いをつけなくてはならない。それは、戦争である。異なる生存原理をもつものの間の、小さな戦争である。・・・」だから園長は「戦いの指導者としての資質」が必要なんだ、ということでした。

$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■

人間の特性である知性と理性が、常に野生に学び、戦いを続ける動物園の源泉なのだと感銘しました。