猫 乃 眼

猫に癒され、旅で癒され、マイペース。~おぐにゃん~

尊敬する友人Nのこと ~M君のメールに思う〜

2011-01-12 20:46:56 | 【雑記帳】-Tagged-
昨日、学生時代からの友人であるMからメールが届いた。


後輩が、急死して明日(つまり本日)葬儀に参列するということだった。

その方は、頑健な体でマラソンが趣味だったそうだが、そのマラソンのゴール直前、心筋梗塞?で倒れそのまま命を落とされたそうだ。

そう、僕たちの友人Nもマラソンが好きで、そして数年前に亡くなった。
彼も頑健な体で、ホノルルマラソン(もちろんフルマラソン)に参加したこともある市民ランナーだったが、頑健なゆえに健康体だと過信していたのだろうか?、会社の定期検診をサボって数年間受けていなかった。
たまたま、数年ぶりに受けた検診で再検査の指示が出た。
精密検査の結果は、末期の大腸がん!

それからNは残された時間をがんと正面から向き合って戦った。
死を宣告されても、ねばって、ねばって、常に前向きに、最後まであきらめないその姿は、普通に生活しているぼくたちを奮い立たせ、大切に生きろ!と励ましてくれた。

そしてついに彼は還らぬ人となってしまったが、ぼくたち友人はいまでもNを尊敬している。


そして...
奇しくも、Nの葬儀とまったく同じ地(神奈川県藤沢市)でMの後輩の葬儀が営まれるという。
なんという巡り合わせなのだろう!
兵庫県在住のMはおそらく新幹線を利用するのだろう。
後輩を見送った後にNの墓参りに行くので、霊園への交通アクセスを教えてくれというメールだった。


ボクも出張の時に、これまで三度ほどNの墓にお参りさせてもらった。

霊園は晴れていれば、富士山が見える高台にある。
(残念ながらボクは未だその機会にめぐまれていないが)
Nが生前に「ここがいい」と決めたのだと、奥様から聞かされた。


お墓の前に立つと、思わず話しかけてしまうのは、なぜだろう?
いつも、きまって話し込む。
おかしなものだと思う。


山が好きだったもんなぁ。
学生時代、たしか5月頃だったと思うが、白山に二人で登って残雪でグリセードをして遊んだことを思い出すね。
おまえは初めての経験で、心底喜んでいたなぁ。
底抜けに明るい笑顔だったよ。


ボクはだいたいいつもこの話をしている。
Mはどんな話をしてくるのだろう。

いずれにしても、Nは満面の笑みで大喜びするにちがいない。

最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (かず吉)
2011-01-13 15:30:25
とても素敵な、お友達でしたね。
大切な思い出を聞かせてくれて、ありがとうございます。
返信する
Unknown (おびば)
2011-01-13 17:00:15
御愁傷様でした。。
ゴンちゃんちのトチャンやMさまや・・
遠方より友人が気にかけて来てくれて
きっと お喜びでしょうね。
そんな友達に恵まれていらっしゃるNさまの人徳の高さが覗われます。
私も そんなふうに生きなくっちゃデス(T▽T;)
返信する
Unknown (mi-cat)
2011-01-13 17:17:48
Nさんは、このBlogが開かれる度にそこに行って読む人の反応を楽しんでいるのかもしれませんね。
て、ことは・・・ここにも来ていますね♬
Nさん、はじめまして(*^_^*)
自分の死を覚悟し、最後まで自分らしく生き抜いたあなたを、私も尊敬します。
亡くなった後も、こうして想い出してくれる友人のことを、天国で誇りに思っていらっしゃることでしょう。
素晴らしい人生でしたね。
お手本にさせて頂きます。
返信する
Unknown (サファイア)
2011-01-13 19:42:26
このブログで紹介されて、Nさんも、喜んでいますし、供養にもなりますね☆
トチャン、お年は幾つぐらいかしら、、Nさんの分まで、健康でいて下さいね☆
返信する
Unknown (ゴンマーサ)
2011-01-13 23:53:11
>かず吉さん
自分で歳とったなと感じるようになると、自分のために書き留めておきたいことが気になります。(笑)N君のこともそのひとつです。
コメントいただきありがとうございます。
返信する
Unknown (ゴンマーサ)
2011-01-14 12:02:21
>おびばさん
そういうふうに思っていただいてありがとうございます。
つらい時やイヤなことがあった時に投げやりな気持ちになることがあるんですよ。
そういう時に心の支えになってくれますね。
ということで、ヤツは生きているんです!
コメントありがとうございます。
返信する
Unknown (ゴンマーサ)
2011-01-14 12:14:36
>mi-catさん
肉体的にも精神的にもつらいはずなのに、会うときはいつも快活に笑い、おしゃべりを楽しんでいました。
自然体と言うんでしょうか?
一方で、ホノルルマラソンにもう一度出るんだ!と自分を奮い立たせていました。
コメントありがとうございます。
返信する
Unknown (ゴンマーサ)
2011-01-14 12:30:00
>サファイアさん
供養になるのでしょうか。
そう言っていただけるとありがたいです。
N君のことをブログに書くことはずっとためらってましたが、自分もあと何年かで還暦という地点に立つと、今回は、そろそろいいのかな?と思うようになりました。
というか、今のうちにいろいろ書き留めておきたいと焦っているのかも?です。(笑)
コメントありがとうございます。
返信する

コメントを投稿