Ａｍａｚｏｎの作戦にうまく乗せられた

田舎住まいなんで、ＣＤもＤＶＤも売ってる店が潰れてしまい、レンタルしか望みがないんですが、レンタルショップもけっこう遠くて、歩いてう～ん１５分以上はかかるかな～。で、たいした種類が置いてあるわけでもなく、置いてあってもレンタル中とかね、非常に残念な感じです。運動不足だから別にいいんですけどね、歩いて行くくらいは苦にしません。子供の頃はもっと歩いてましたから。やっぱり田舎だったし。

今はネットショップってのがあるから、リアル店舗がそれに負けちゃうってのは理解できますね～。不良在庫抱えたらこの不況下、やっていけないです。で、けっこう煮え湯も飲まされてるAmazonですが、ついつい便利なので利用しちゃいます。だって今日注文して、明日届くんです。しかも自宅に届けてくれるんです。私の運動不足にますます拍車がかかろうってもんです。それがなんと、３本３千円のＤＶＤのメールが来まして、そのリストを見たら！なんと！このあいだ定価で買ったＤＶＤがあるぢゃないか～！！！あんまりだぜよ～！でもまあ他にも観たかったＤＶＤが幾つかあったので注文したら、何ていうか、芋蔓式に安くなってないＤＶＤまで探して注文するはめになってしまいましたとさ。

例えば「ニキータ」とか「レオン」とか観たりすると、昔のフランスのギャング映画（フィルムノワールちゅうんだそうだが）なんか観たくなるんだよね～。あとサスペンス物とかね。でもね、やっぱりジャンルがマイナーなもんでＤＶＤ出てなかったり、出ても品切れだったり、あっても高かったりでなかなか手に入り難いんだわ。
それが、今回しみじみと探したら、チャールズブロンソンの映画が何本か見つかりまして「雨の訪問者」とか「狼の挽歌」とか注文しちゃいました。「ロサンゼルス」がたまたま安かったのでカートに入れたのがきっかけでしたが、これがＡｍａｚｏｎの作戦なんだよね。やられちゃいましたよ。でも私は買ってもほとんど観ないんだわ。あるといつでも観られるって感じで・・・。ＤＶＤコレクターみたいですわ。ブルーレイが主流になって再生機も無くなったらどうするんじゃいって感じなので、早めに見ちゃおうかと思ってはいるんですけどね。あ～あれが観たい。フランスのギャング物でサスペンス物でジャンルイトランティニャン主演の「流れ者」って映画なんですが。マイナー過ぎるか・・・・。

香典返し

先日、主人の職場で５７歳で亡くなった方の香典返しだったんですが、ドリップコーヒーとクッキーのセットだったんです。主人はコーヒーを飲まないので、私がクッキーと一緒に頂戴いたしました。大変美味しゅうございました。

いや、田舎の香典返しっていうとやはりそのねぇ、「酒」「お茶」ってのが定番ですから、粋なお返しだと思いました。でも、ご遺族は、唐突に亡くなった家族のことよりも香典返しに心を砕くのも大変だったのではと思います。前日まで元気で、突然亡くなったらしいです。

で、コーヒーの香典返しをいただいたのはこれで２回目なんです。
けっこう悲しい話です。人が亡くなれば悲しいのは当然ですけど。
長男が大学生だった時の話です。同級生が亡くなりました。前日の夜に友人と自室でテレビゲームで遊んでいたらしいのですが、その最中に突然泡を吹いて座ったまま倒れたそうです。友達、仰天！が、本人はすぐに起き上がり、心配する友人を他所に「大丈夫、大丈夫」と言ったらしいのですが、昼間なら「医者に行ったほうがいいじゃね？」と言えたんでしょうが、夜だったし、田舎だし、でも、友人もあまり長居してもと気を使い「じゃ、俺帰るわ。お前も早く休んだ方がいいぞ」みたいな感じで帰ったらしいです。それでもやはり、気になった友人は帰宅したあと自室から、倒れた子の携帯に電話をしたんですが、幾ら呼んでも出ない。
入浴中か、もう寝ちゃったのかな～と思ってコールをするのを止めたそうです。

で、翌日、授業があったけれどその「大丈夫」君は欠席しました。大学生なんてのは、私は行ってないのですが、息子の話なんか聞くと、出席の単位取れば別に出なくても構わない～って話で、特に誰も気にかけなかったそうですが、さすがに３日も無断で欠席が続いて、学校の方でも仲の良かった友人に声をかけたらしい。そうしたら、どうも一緒にゲームをやった子が最後の接触者だったらしくて、学校側で、アパートに出向いたところ「大丈夫」君は部屋で冷たくなっていたそうです。

息子と同じ学部で、一緒に授業も受けてた仲だったので、級友の突然の死に、息子はかなり衝撃を受けたらしく、葬式に行くからスーツを至急送って欲しいと連絡があり、大学でチャーターしたバスに乗って、有志の学生達と大学関係者で告別式に出かけたのですが、亡くなった子は長男で、跡取り息子で期待も大きく、親も私と同世代位で、とても落胆しているのが見えて切なかったそうな。無理もないですが。

で、その香典返しというのがドリップコーヒー豆とジャムのセットでした。息子はコーヒーを飲まないので、私にくれたのです。私は、この香典返しをどういう気持ちで選ばれたのかな、親御さんは、と思うと、泣けました。若い子たちがお葬式に来てくれるだろうから、若い子が喜んでくれるような香典返しを、と選ばれたのが、痛いほど理解できました。では、その気持ちを汲むためにも、コーヒーを入れて、パンにジャムを塗って食べるのが、故人への何よりの供養となりましょう。息子がコーヒーを飲めないので私が代わりにそれを引き受けましょうと、戴きました。

それにしてもね、最初に倒れた時に、病院に行ってればと思うと悔やまれます。おそらくは友人が帰った後に、２回目の発作あたりがきて、帰宅した友人が電話をかけた時にはもう既に電話に出られる状態ではなかったかもしれません。

もし私がその友人だったらと思えば、やはりまだ十九、二十歳そこそこの人生経験無い、まして今まで一緒にゲームやってた人間が急死するなんて考えられません。きっと、最後に一緒だった子は、随分悔やんだのではと思うと気の毒になります。重い荷物を背負わされたようなものでしょうか。

今ならねぇ・・・病院行け！救急車！と行動できそうですが。あ、偶然にもこちらも「突然死」の方の香典返しでしたね。

まだ若い方が亡くなるということはとても残念で悲しいものがあります。
どうか、天国では安らかにと祈らずにはいられません。　
合掌・・・