

うちでくつろぐミーコちゃん。もっと写真撮ればよかったな。
去年の暮れに近所の老婦人の奥さんから預かった彼女の飼い猫。
彼女が保護したときにはお腹が膨れていて、やっと病院に連れて行ったら脱腸で腹の皮一枚で生きていた。
うちで引き取るから手術を受けさせて欲しいと言って、手術費用とついでに不妊手術とワクチンとエイズ検査やったらエイズが陽性反応が出た。
それでも、こんな状態の猫の看病を高齢の老人ができるわけないので、みーこにはエイズのワクチンを打った。
ミーコちゃんは小さな身体で(2.7kgくらい。ちなみにうちのみーこは4.5kgくらい)
頑張った。そのまま我が家に来て暮れは一緒に過ごした。
なんの違和感もなくここの家に溶け込んだ。
でもみーこがすごくミーコちゃんを嫌って、奥さんも寂しがって、包帯が取れたら。ミーコちゃんは奥さんにお返しした。
ようなことをブログに書いたと思うけど。
昨晩、寝る前に携帯を見たら、奥さんのお嬢さんから着信があった。
もう時間が遅いので、今朝、7時過ぎに電話をした。
朝早くに申し訳ありません。どうかなさいましたか?
「あの、小さな方の猫、死にました。いろいろお世話になったので、ご連絡しなくてはと思いまして」
すーっと血の気が引いた。
まさか。この間も、奥さんの家に行き、ミーコちゃんを膝に乗せたら、そのまま眠ってしまった。いびきまでかいて。べろ出して気持ちよさげに。
膝のぬくもりまで覚えてる。
「兄が埋葬しました。母からは聞いて無いですよね」そういえば今週息子さんが来てた。あの時には亡くなってたのか。
「聞いてません・・・そうですか・・・いい子だったんです。人懐こくて、気立てがよくて・・・あの子、死んでしまったんですね」
せめて死に顔くらい見せてもらいたかった。ということばは飲み込んだ。
「教えてくださってありがとうございます。今日は雨なので、天気が良くなったら、お線香あげに行きます」
今はただただ悲しい。涙出てくる。うちの子にできなくてごめん。せめて、次に生まれ変わって来るときは、もっと長生きしてね。
さよなら、ミーコちゃん、どうか安らかに。でも、奥さんちの子になってくれて、奥さんは幸せだったと思う。
奥さんを幸せにしてくれてありがとう。今度はあなたが幸せになる番だよ。