お人形と同じ部屋で寝起きしている私

お人形好きでけっこう沢山持ってます。専用ブログもあります。こっちでは家族と猫2匹と他の趣味や暮らしぶりなど語ります。

ヨードは怖いよ扱いを間違えると

2020-08-08 15:22:33 | 病気

大阪知事のイソジン押しが問題になってますが
ヨードを使った薬剤は怖いですよ。

これは私の母の話です。
私が幼い頃から、母は喉が痛くなると、喉にルゴールを塗ってました。
ルゴールはイソジンと同じヨードチンキの仲間です。
割り箸の先に脱脂綿を巻いてルゴール浸みこませて、多分喉チンコあたりに塗布してたと思います。

そんな母がえ~と40代頃かな?喉が膨れてるようなので、病院に行くのを勧めました。
自覚症状はなかったようですが、甲状腺機能低下症と診断されました。

そういえばと母は「なん年か前だけど、すごく疲れたり、すごく汗かいたりしたんだよね。更年期かと思ったけど」
これ、甲状腺機能亢進症や低下症の自覚症状ですから。

母は以降毎年、甲状腺のエコー検査を受けてました。

ある夜突然母は「息が出来ない!」と苦しみ出し、庭に出て転げまわりました。
当時は父と二人暮らしだったので、父が救急車を呼んで、急遽気管切開をしました。

私たち子供3人とも、既に結婚してて、父から母の入院を聞いて、私は勤務先から電車に乗って病院に駆けつけました。

CTで喉を撮影したら、なんと!拳大に肥大した(普通は梅干くらいの大きさ)甲状腺が母の気管を圧迫して呼吸困難にしていたのでした。
それから日を待たずに摘出手術しました。医師に見せてもらったのですが、こんなでかいものが首に詰まってればそりゃ苦しいでしょう。死なずに良かった。
幸い、腫瘍は良性でしたが、緊急で気管切開された為に母の声はがらがらの擦れたものになってしまいました。多分声帯を傷つけられたのだと思います。
娘の私よりも若くて綺麗な声の持ち主だったのに・・・

なので、無意味なヨード剤でのうがいは危険です。甲状腺がやられます。
何十年か先に、争ってイソジン買い占めて、がんがん毎日うがいしまくり続けた人が、母のようなめに遭わないように願ってます。

あと、エコー検査毎年受けてて、こんなに腫瘍がでかくなるのが発見出来なかったのかと思うと、なんだかな~と思いました。
コメント (4)
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