子供と動物には・・・・

久しぶりにＮＨＫの単発ドラマを観たのね。予告編を見て、砲弾を潜り抜けて疾走するシェパードの姿を見てね。「さよならアルマ」戦時中に軍犬として徴用されたシェパードと飼い主の学生の物語なんだけどさ。主役は犬のシェパード「アルマ」と勝地涼くん。あの加藤清史郎君も出てますのん。子役と動物に張り合うのはなかなか大変だったと思うわけで。他にも玉山鉄二とか小栗旬とかピンでいけるキャストを何気に揃えられるのがＮＨＫだと思ったわ。うちはちゃんと受信料払ってますから、こうやって元を取らせていただいてます。まあ今年は大河で龍馬伝とか坂の上の雲とか金かけた見応えのある作品が多かったので、赦してやろう。韓国、中国押しはいけすかないけどね。

え～ドラマですけど、泣けました。軍犬として徴用された犬が１０万頭もいて１匹も帰ってこなかったそうです。まあ人間でも生きて帰るのが精一杯だったからね。馬なんかも軍馬として徴用されて帰って来なかった話は聞いてるけどね。で、ストーブの前で惰眠を貪る猫を見ながら、あ、そうだ猫も戦地の兵隊さんの軍服にされるのに拠出（毛皮として）されたんだったっけと思い出して（ドラマの中でも紹介されてたけど）こんなんで勝てるんかいと誰もが思ったのではなかろうか。でも大本営発表を信じてたんだろうけど・・・・。ペット達の為にも平和のありがたみをかみ締めましたよ。最近、きな臭いですからね。わが国周辺は・・・・。でもさ、同じ併合されるならアメリカの方がまだましだわ、中国に乗っ取られるよりは・・・・。チベット見ればわかるけどね。

犬は人に尽くす生き物なんですって勝地くんがドラマの中で語ってたけど、うちはもうわんこはいないけど、長く一緒にいた私が拾ってきたわんこはいい番犬だったな。そして本当に人の心が判るようだった。鼻周りが黒くてでも柴犬サイズだったので、シェパードと柴犬の雑種かねぇ・・・？と思ってたけど、犬は雑種の方が賢いような気がする。

で、私は、ちっこい愛玩用の洋犬がきゃんきゃん鳴いてうるさくて大嫌いなの。そういう犬に限って飼い主が甘やかすから、躾けもなってないし、わがままだし、臭いし、飼い主は自分が犬が好きだからって、他人も犬が好きに決まってる、犬の嫌いな人間のことなんか考えてないわけで・・・・そういう飼い主も、飼われてる犬も、私は大嫌い！

びしっとけじめの付いた躾けられた犬が好きだわ。で、今の私は、そんなびしっとした犬を育てる自信がないので、きままな猫と生活してるわけですが、うちの猫（雄の方）は犬みたいなんだよ～。帰ってくると玄関にお迎えに来るんだよ～。かわいいよ～。
旦那が入院した夜なんか、暗い玄関のマットの上でずっと待ってたんだよ～いじらしいよ～。本当に尽くしてますって感じなのよ。

勝地くんいい役者になってきたな～。色っぽい話題が出ないのがいいね。まあ、まだ若いし。亡国のイージスなんかほとんど科白なくても存在感で演技してたもんな。ヤギラくんはカレンダー製作の為に見事なダイエットを遂げたし、若手の俳優さんがとても好きな私です。あ～玉鉄も良かったですよ～。なんか、この年末はＮＨＫから目が離せませんわ。松田優作の番組もあるし。

後ろ頭

今朝も寒かったので、猫が脱走したけど５分で帰ってきた。相当寒かったのだろうな～。でもこの猫は栃木で２年間野良猫をやってたので寒さには慣れてるはずだけど、やっぱりもう房総半島の家猫になってしまったのね～。栃木の冬は寒すぎます。私は犬もそうだけど猫の後ろ頭が大好きで、丁度よい写真が撮れたので。

ところでさっき次男から「バイトをクビになった」と電話があった。２ヶ月の試用期間が終わって時給も上がるし、仕事も慣れてきたので晴天の霹靂だったらしい。まあ、本人は淡々としてたけど、周囲の同僚の皆さんが「うそ～！」「信じられない！」「そういうのは前もって言うもんだろう？今日の今日で？」と皆で憤って下さったそうな。私も、自宅の近くの職場だったし、いい人たちと働けてよかったなと思ってたんだけど（前のバイトがひどかったからね）そういうふうに仲間に愛されてたんだと思ったら、息子は気の毒だけど、ちょっと嬉しかった。嫌われてなくて、周囲の人たちと仲良くやって愛されてたってことがわかっただけでも嬉しかった。そして改めて「アルバイト」「臨時雇」の立場ってのが不安定なものだと実感させられた。厳しいね。まじめに働いてたのにね。でも、一応東京なので、この年末にいろいろリサーチして、年明けから新しいバイト先に面接をするつもりでいるらしい。とにかく頑張って欲しいよ。

あ、それから旦那が明日退院することになった。症状が治まったってことで、病気自体が完治したわけではないのだけれど、病院は長くは置いてくれない。まあ、本人も飽きてきただろうからいいころあいでしょうけど。なわけで、明日は義弟が迎えに行ってくれるというので助かった。

私も年末に向けて部屋の片付けをしまくちゃなぁ・・・・。物が多すぎなのはわかるんだけどさ。ボーナスの季節だというのになかなか落札していただけないのは悲しいもんですわ・・・・。それにしても「間違って入札したようだから取り消ししてください」ってのはないだろうと思うよ。自分で金額入れて入札完了するまでに二手間くらいかかるんだから、間違ったと思ったらそこで止められるんだから、確信犯でしょう。気が変わったんでしょうし、そういうめんどくさい人とは取引したくないのでＢＬに入れさせていただきました。嘘はいかんよ嘘は。おかげで再出品だわ。でも値下げしました。今度こそいいかたに入札していただけますように。

いろいろあって

昨日は亡くなった先輩のお通夜に行って来て、帰りが遅くなって疲れてしまってブログはさぼってしまった。寒かった～。今日もだけど。

現役の社員だったので、弔問客の数が多くて、５列に並んでお焼香は１回でお願いしますだった。珍しいわ。でも懐かしい人やいろんな人に久々に会った。お葬式やお通夜くらいしか会えなくなってしまったんだな～ともうそんな歳なんだなと寂しくなった。
ご主人が施主のご挨拶をなさったのだけれど、もう涙声で、こっちも貰い泣きしてしまった。最後まで皆に迷惑を掛けたくないと気遣っていたと聞いて、ああ優しかった気配りの彼女らしいなと思うとまた泣けてくるのだった。

帰りの電車の中で、次男から電話があって「親父の退院が決まらないんだったら、帰ろうか」という。「大丈夫だよ。来たらごはんでも作ってくれるの？」と訊いたら「まあ、いいよ」と言う。そうだ、奴は自炊してるんだった。ちょっとしたおさんどんならできるんだ。「それに買い物とかあったら行ってやれるから」などと言うではないか。うはぁ～あの次男からこんな言葉が聞けるとは・・・母は嬉しいぞ。泣けちゃうじゃないか。やっぱりね～かわいい子には旅をさせるもんだなと実感したよ。

で、肝心の旦那はまた出血があって、重湯からおかゆになったのがまた絶食になった。
でも今日は出血が無かったので、明日も出血が無ければ土曜には帰れるらしい。まあ、帰ってきてもしばらくは自宅で療養だろうけど・・・。あの病院はあんまり長期に入院させないのだ。院内感染とかにすごく気を使っているんで。もう少しでも元気になったら退院させちゃうのだ。別にいいけど・・・・。先が見えてきたので少しほっとしてる。

仕事って・・・

昨晩は東京に住んでる長男から電話があった。彼の仕事は電気工事屋さんなので、普通の人が休んでる時しか仕事ができないことが多い。私が入浴中に電話があっておばあちゃんが父親の入院を話してしまったので、私から掛けなおした。次男が主人と同じ症状が出るので、長男もそうだったら困るので「下血とか無いよね？」と訊いたら「そんなもん無いわ。どーしてお父さんはそういうふうになっちゃったの？」というので説明をした。それからいろいろ話をしたのだけれど、ずいぶん逞しくなったもんだと思った。就職した時は「やれるのか～？こいつに・・・」と思ったけど、本人もすごく不安がってたし、でも実績を積めば自信がついてそのようになっていくのね。残業１００時間こなしただけのことはある。建設業だけは４５時間の縛りが無いんですってね。ちょっと怖いけど。ま、杞憂でした。段ボールで寝ると寒いねとか、あんたはホームレスか？あと結婚が早かったのも良かったような気がする。うちはなんとも気にしてなかったけど、お相手のおうちに尻を叩かれて、慌しく結婚してしまったけど正解でした。本当にお相手の親御さんには感謝してもしきれないほど。

まあ、あの適当でふわふわした性格を結婚することで引き締めていただけたことは本当にありがたい。

でも天井裏に上がって配線するのは嫌だ～天井裏ってどこもすごいんだもん、とか笑いながら言ってるし、電気工事屋さんだけど人手が足りなくて、今は助っ人でユンボで穴を掘ったりしてるらしい。そしてやっと掘った穴が豪雨で翌日池になってしまって泣いたとか・・・頑張れ息子。電気工事屋さんが土木工事屋さんやってるちゅうのもよほど人手が足りないんだろうね。
しかし・・・ユンボで穴を掘る息子の姿、ちょっと想像すると面白い。

不思議なのは就職大氷河期といいつつ、息子の会社は今年も去年も採用してるんだよね。そんな大きな会社ではないけど、古い会社だし、親会社は大河ドラマで某２世俳優が演じた人の会社ですよ。就職できない皆さん、きれいな仕事ばかり望みすぎなんじゃなかろうか？あるいはこんな資格や技能を身につけてそれを生かせる仕事に就きたいとかさ・・・ガテン系避けてるんだろう。甘いよ～らくな仕事なんかないよ。

ヘルメット被って、作業着を着て、朝のラジオ体操をやってる建築現場のおじさんたちを見ると、ああ、こういう人たちに混じって息子も仕事やってるんだな～とじーんとする。一応大卒なので「現場監督見習い」で採用されたんだけど、実際は工事現場の簡易トイレが満タンになりそうになると役場に手配したりする「トイレの見張り番」なんてこともやったらしいけど、トイレは死活問題だもんね。それに現場は危険だし、でもそうやって世の中は成り立ってるんだし、私が今働いてるビルだって、そういう人達が作ってくれた建物だし、トイレを見張ったり現場監督は辛いよといいつつ、助っ人で行かされれば、ユンボで穴掘らされる、でもあれやって！と指示されればそこに行ってその仕事をこなせる息子をけっこう尊敬しちゃったりする。「僕は電気工事しかできません」じゃ通らないのが現場なんだもんね。そんなこと言ったら「使えない奴よこすなよ」ってことになるし。

怪我や事故にはならないように祈るだけです。

この世から自分が消えたら

今日は会社に行って、大好きだった先輩の訃報を知った。
信じられなかった。最後に話したのは２年くらい前だったかな。そこの職場に私の同期のＴちゃんがいて、私が顔を出したらいつも「あら～〇〇ちゃん（私です）元気？今はどこにいるの？（私は配転が多くてね）Ｔちゃん呼んでこようか～？」っていつも優しく声をかけてくれた。きれいで明るくていやみがなくて本当に嫁にするならこんな人って感じだったんです。年上だったけどかわいらしくて。

最後に彼女と一緒に仕事してたＴちゃんに慌てて電話して「Ｍさん、どうしちゃったの？あたしゃショックだよ～泣きたいよ」と言ったら、７年前に手術した乳癌が再発して、もう手の施しようがなくて、先週に病院から外泊許可もらって週末を自宅で過して、月曜に病院に戻ってその週の金曜に亡くなったという。癌て本当に最後まで意識があるんだなと感心した。その翌日に私は旦那と救急病院に行ったんですが。

本当に現役の社員がよく亡くなる。月に一人は訃報を見かける。

Ｔちゃんは「はぁ～何人見送ればいいんだろう」とつぶやいた。まだ今年だったかな、遠いので私は彼女に香典を預けたのだけど、やはり元同僚の先輩（もう退職してたけど）が亡くなったのだった。知ってるしかも私と幾つも違わない年齢の人が亡くなるってすごく嫌だ。もう何年も前に、中学の時に仲が良くて、就職してからも遊びに来てくれた同級生が子供３人残して胃癌で亡くなった時も悲しくて悲しくて切なかった。

明日は東京に行きたかったけど、お通夜が１５日だから２日も続けて夜遅くできないので、本当に明日行きたかった所へは行けなくなってしまった。元気だとはいえ８０歳の義母を一人で２日も置いていけないし・・・・。

実家の母は認知症なんだけど、たまにまともなことを言うんだ。こういうのはまだら呆けっていうのかしら。彼女曰く「あんたも、もう、子供二人とも成人してるんだから、会社辞めてもいいんじゃないの？」

そうなんだよね。借金返したらもうとっとと辞めたい。死ぬ気で返せばなんとかなりそうだし。

もし、この世から自分が消えたら・・・ってことが自分は少し怖い。でも未練も残さず消えることができればそれに越したことはないんだろうけど。なんか最後まで働き続けて、のんびりすることもせずに死ぬのもなぁ～と現役で亡くなる人を見る度に考える。