交通事故で11月27日に永眠。
オヤジが散歩に連れて行った時に鎖が外れて何処かに行ってしまい、二〜三日後に周辺に聴き込みに行ったら「トラックに轢き殺されてましたよ。」と言われ、警察が遺体回収に来ていて引き取りに行き、庭に埋葬したとのこと。
代わりの仔犬が来た。
享年六歳。
代わりの仔犬が来た。
しかし、あまりにも悲しい。
帰省したら、いきなりお袋が仔犬を連れて車庫側の勝手口から出てきて、
俺:「何だよその仔犬は?誰かから預かっているのか?」「だから何だよ?応えろよ!」
お袋:「いいから、中に入りな。後で話すから。」
勘吉の死を知らせたらショックだから黙っていたそうだ。
勘吉の頭をナデナデするのが楽しみで帰省したのに、お盆休みが最後の別れになってしまった。
話を聴いて涙目になったが、仔犬に晩飯を分け与え、抱っこして頭をナデナデして遊んであげているうちに落ち着いてきた。
狂犬は中飼い、勘吉は外飼いだったが、ブリーダーからしばらくは中飼いで馴れさせないとダメだと言われて、この仔犬は中飼いにしたそうだ。
それにしても食欲旺盛な仔犬だな。
狂犬も勘吉も尻尾が短かく黒かったが、この仔犬は尻尾が長く、しっかり巻いている。
毛色も尻尾以外は明るい茶色だ。