日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

いしぶみ

2016年08月09日 | 映画
まだまだタカラヅカのことを書きたいけど
今日は 宝塚から帰って見た映画のことを
書こうと思う

朗読と
インタビューで綴られる映画





綾瀬はるかが



原爆に命を奪われた子どもたち1人1人の
元気だった最後の朝と
最期を語る



わずか500m先に原爆が落ちたら
一瞬で命を奪われるんじゃないかと思った

でも 違った



子どもたちは
重症の火傷を負いながら
親に会いたい一心で
家を目指した

親たちも
我が子に会いたい一心で
燃えさかる広島市中心部を目指した
何十キロも歩いた人もいた



321人のうち 誰か1人でも
生き残れはしないかと
綾瀬はるかの声に耳を傾けていたのだけど



やっと親に会えた子も
会えなかった子も
皆 数日のうちに亡くなった

まだあどけなさの残る
12才や13才の子どもたち全員が
短い生涯を終えた



戦争があったことを
忘れてはいけないと思った

何十年経っても
戦争を体験した人が1人もいなくなっても