相場三昧 マーケットウォーカー

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ー相場道の極意ー

2011-09-16 15:21:27 | 相場三昧伝
勝負に関する本は古今東西に数多く存在するが、「本間宗久」の
秘伝書は見識、実践、人生訓の全てに学ぶ所があり、現代の相場にも
立派に通ずる。

宗久翁は今から二百数十年前の江戸時代において日本一の堂島米取引所で
連戦連勝、その鮮やかな進退は相場の神様と異名を取り、今に語り
継がれている。

その相場の神様 本間宗久 が残した秘伝書を紹介してみたい。

☆第一章
     「米商いは踏み出し大切のこと」

商いは何といっても仕掛けが大切で、仕掛けのタイミングが悪ければ
何回やっても失敗するケースが多いものである。
天井値段、底値段が出なければ忍耐強く、何ヶ月でも待ち「ここぞ・・」
と思う時に果敢に出動する事が大切である。決して急いではいけない。
忍耐強く待ち、天底を知って仕掛ければ利運に恵まれ損がない。
そして一旦利が乗ったら、強欲を張らず利食い、あとは休む事が大切だ。

これから八十九章にわたって、秘伝を紹介していくが、
この第一章が大前提となるわけで、宗久も自ら「愛用すべし」と
している。
熱狂ブームの時などは「今買わなきゃ、二度と買い場はこない」と
あつくなって雷同買いに走る。
宗久は、こんな時は「三日待て」と言っているが、けだし名言である。
強欲を張るのも禁じている、「百俵で見切れ」=腹八分

もう一つ大切なのは「休む」という心構え。
天底、フシブシを捉えるには「忍耐ー休むー冷静さ」ということが必要で、
所謂、「酒田三法」の一つ。
のべつまくなしに売買し結局、「元の木阿弥」という戦果が多いだけに
心したいものだ。


ll_cool_j-doin_it_again
コメント
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