大理古城には、2015年3月に出来た床単廠芸術文化区と呼ばれる所があります。これは大理州政府が、工場の跡地に、他の都市から、大理に移り住んで来たプロのカメラマン、画家、音楽家等の様々な分野で活躍している芸術家を集め、彼ら彼女らに活動の場所、事務所、工房等を提供して出来たものの様です。
この床単廠芸術文化区の目玉の一つは、中国写真博物館との事ですが、2009年に大理に移り住んで来た一人のプロのカメラマンとその友人達が中心となり運営しているとの事です。大理古城では、既に5回に亘り毎年かなり大規模な写真展が毎年開かれていますが、その事も中国写真博物館が床単廠芸術文化区に出来るきっかけになったとの事。
この床単廠芸術文化区には、中国写真博物館以外には、本屋、画廊、喫茶店、会議室、エベント広場等もあり、時には大掛かりな催し物も行われます。端午の節句の6月8日から6月12日かけて、CORT芸術祭と云う催し物があったのですが、その際に大理古城内の床単廠芸術文化区では、中国以外では、台湾、日本のドキュメンタリー映画の上映会とその監督とのトークイベントもあった様です。また、監督達によるワークショップも行われたとの事。
日本からは、「鎌仲 ひとみ」監督が来て、彼女の制作した映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映会と監督の講演もあった様です。残念ながら、私は監督や彼女の映画が上映されるのを知らなかったので当日会場には行かないでしまいました。CORT芸術祭は、どの様な人達が中心なって運営しているのか分かりませんが、日本から鎌仲ひとみ監督を呼んで来て、彼女の制作した映画「ミツバチの羽音と地球の回転」を上映したとは、なかなか凄い事だと思います。私は、イベントの翌日知ったのですが、全く以って残念至極です。