大理市にある大理古城には、古城とは云うものの左程古い建物が残っている訳ではありません。私が最初に大理古城を訪れたのは1989年の1月の事ですが、今は洋人街となっている周辺も、その頃は畑が一面に広がっていたのです。
残念ながらその際に撮った写真は、今は無いのですが大理古城内には、古い街並みは余り残って居ません。良く注意して大理古城を観察すると分かるのですが、建物の形はかなりバラバラで統一感はありません。このブログで何度も触れた事のある、大理州巍山県の方が、はるかに古い街並みや建造物が残されています。文革の際に、大理古城の古い建物は壊されたとも聞きました。
大理市内でも、古い建物や街並みも殆ど姿を消した様ですが、唯一と云えるかも知れませんが下関の龍尾関には古い街並みが残されています。
大理市下関龍尾関の門。
龍尾関の古い街並み。人影も疎らで、そう云う点でもここは気に入っています。偶に、ここを訪れている旅行客も見ますが、街で見かけるのは殆どが地元の人です。
大理州内の古い建物には必ず付いている「うだつ」。大理古城には、この様な「うだつ」がある建物は意外に少ないのです。
これが「うだつ」です。
龍尾関には、最近喫茶店やゲストハウスも何軒か出来ています。聞くところでは、大理古城が家賃が高騰したことや大理古城が余に観光客が増えて、騒々しくなり嫌気がさし、ここに移って来た人が大部分の様です。ここ龍尾関に来ると必ず立ち寄るお気に入りの喫茶店も 在ります。