中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

雲南省で見つけたタイ製の正露丸

2013年04月09日 | 雲南省

私が今滞在中の「大理古城」でも毎月決まった日にちには定期的に「市」が立ちます。ここ雲南省では「市」の事を「集市」(ji shi)と言うようです。ちなみに貴州省では、市を「場」「集」などと呼ぶのが一般的のようです。

先日大理古城で、市が立つ三月街という所に行って、ぶらぶら歩いていたら薬を専門に扱っている店が出ているのを見かけました。売っている薬も中国製の薬ではなくタイやインド等の製品のようでした。その並んでいる薬の中に「クレオソート丸」がありました。勿論日本製の物ではなく、どこか他の国で作られたクレオソートのようでした。値段を聞いたところ一箱5元との事でしたので買いました。

大理古城の市で見かけた薬専門のお店。

 

この店で売っていたタイ製の「クレオソート丸」 商品名はこのようにカタカナで「クレオソート丸」と書いてありました。

また、2月に雲南省の楚雄市に行った際にも正露丸を売っているのを見かけました。そこで売っていたのは、クレオソート丸ではなく「正露丸」という製品名で売っていました。こちらも無論日本製ではなく、タイ製のものでした。値段を尋ねた所7元という事でしたが、箱を良く見ると製造日も2年前と大分古い物だったので、5元に値切り、このタイ製の「正露丸」も買いました。

大理古城で買った「クレオソート丸」も楚雄市で購入した「正露丸」を飲むつもりはありませんで、興味本位で買った見ました。臭いなども日本の正露丸とは全く違いますし、どれだけの効き目があるか検討がつきません。飲んで試してみようという勇気も、今のところありません。

大理古城で買った「クレオソート丸」。箱には、中国、ベトナム、ミャヤンマー、シンガポール、マレーシヤなどで売られていると書いてありますが、私はタイ製のこの正露丸も初めて見ました。

 

こちらは楚雄市で売っていた正露丸。これも良く見たらタイ製品でした。

 1995年に中国の北京に行った時、ゲストハウスで同室だった香港から来た中国人がお腹の具合が悪くなったので、持参していた征露丸を差し上げたら大変に喜んでくれた事を覚えています。日本の薬だし、臭いも独特でどうかなとも思ったのですが、その香港人も日本の正露丸が良い薬である事は知っていて余計に喜んだようでした。また、香港では、日本製の正露丸は良く効く薬として結構人気があると、その人が話していたように記憶しています。

私はすぐ帰国する身だったので残りの正露丸も、その人に渡し日本へ帰ったのですが、その人が殊の外感激してくれて丁寧なお礼を言われたので、日本製の正露丸は、香港ではそれなりに有名なんだと思った記憶があります。今回大理古城と楚雄市で「正露丸」と「クレオソート丸」を売っているのを見て改めて正露丸の人気を思い知った次第です。

 私にとっても正露丸は、ヅート前から何時も手放せない薬となっています。中国に旅行に来る時などには、正露丸は必ず持参しますし、今も日本から送って貰った正露丸が常備薬として部屋に置いてあります。また、中国国内の山間部を旅行する際にも必ず正露丸は持参します。山間部へ出掛けることも多く、山村部は衛生状態は都会と比べて、必ずしも良いとは言えないのでそれなりの注意が必要です。

水については、最近は結構山間部へ行っても「ミネラルウオーター」が手に入るので余り心配が要りませんが、現地で食事をする場合等は、それなりの勇気が要ることも間々ありますし、一般の家庭で、食事等をご馳走になる際には、少しためらう様な場面も無いわけではありません。そういう時には予め正露丸を飲むか、食後に正露丸を飲むようにしています。



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