新潟久紀ブログ版retrospective

R6.5.27-R6.6.2新発田地域振興局長の細々日記

新潟県の出先機関に身を置き、少しは地域のお役に立ちたいと思う日々。
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●令和6年5月27日(月)
新潟県北の至宝である日本一小さな「櫛形山脈」の麓の「関沢森林公園」に櫛形山からの下山口として訪れた。山あいとは思えないふかふかの芝生広場と、竈や用水設備の整い方等が、キャンプやBBQ向け無料施設としては高いクオリティで驚いた。ビギナーなどを体験イベントから山へと誘う好適地だと思う。

●令和6年5月28日(火)
親の介護で勤務に支障が出ることによる経済損失を2030年に9兆円以上と見込む。我が新発田地域振興局でも人員体制の効率化の一方で年輩が多くなり、介護クライシスのリスクを感じる。私自身が親の救急搬送で冷や汗をかいたばかりなのだが、介護制度や関連施設の早めの把握など職員に啓発しようと思う。

●令和6年5月29日(水)
コメどころ新潟県では国内需要減の中でも2022年度の輸出14.8億円は8年前の6倍だ。主な相手のアジア圏の需要動向や地勢的リスクを考えると、日本食人気の高まる欧州の販路拡大への注力は適切。米菓や酒などは文化や物語を併せ売る戦略により、城下町が名残る新発田地域へのインバウンドにもつなげたい。

●令和6年5月30日(木)
後継者不足により中小企業のM&A等による事業承継が増加していて、国の支援センターによる2022年1681件は10年前の100倍だという。かつて経済に貢献していた地域資源と周辺の廃れも人口減少によ引継手難によるものだが、エリア単位等で収益化や運営受託の可能性などサウンディングして探りたいものだ。

●令和6年5月31日(金)
仕事で「大きな紙、大洋紙に…」と口に出て呼称の理由を調べてみると、大きな洋紙に由来するという説の新潟県での方言らしい。山形は「大判紙」、熊本は「広用紙」、香川では「鳥の子用紙」などと面白い。新潟固有のページを「めくる」とか…ご当地方言の個性を地域振興催事のオプションにできないか。

●令和6年6月1日(土)
タイパコスパ重視の時勢の中でスマホの縦型画面で見る「ショートドラマ」が流行りそうだ。1話90秒くらいの50話90分程度が中国で盛り上がっているらしい。自治体では10分前後のPR動画をwebにアップして放置しがちだが、「次回が観たくなる」「過去回が観たくなる」という動機付けは大いに参考にしたい。

●令和6年6月2日(日)
農業産出額の60%弱がコメの新潟県において、新発田地域はコメ40%強の一方で畜産が約45%と高い。#新発田牛 の美味さに私的には感嘆するのだが、少量で地元限定的な産品のアピールのため牛乳や鶏卵を使った希少で高品位な菓子も展開しては等と、北海道の #みれい菓「チーズブラウニー」を食べつつ思う。

(「R6.5.27-R6.6.2新発田地域振興局長の細々日記」」終わり。「へたれ県職員の回顧録」の「仕事遍歴」シリーズで現在進行形の日記形式「新発田地域振興局長の細々日記「櫛形山脈視察R6.春(その2)」」続きます。)
☆ツイッターで平日ほぼ毎日の昼休みにつぶやき続けてます。
https://twitter.com/rinosahibea
「活かすぜ羽越本線100年」をスピンオフ(?)で連載始めました。

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