黒田晴美の子育てとコーチングと「わたし」

神戸でコーチをしている黒田晴美です。子育て中のママや夢に向かって一歩踏み出したい方のサポートをしています。

インプロワークショップに行ってきました

2008年12月27日 | はるの成長日記
もう年の瀬ですねぇ。
今年1年もあっという間に駆け抜けた気がします

今年出会うことができた素敵な人の1人、はいちゃん
お知らせしてくれていたインプロワーク。
興味がありつつも、なかなかスケジュールがあわず参加できなかったのですが、
神様が今年最後のプレゼントを用意していてくれたのか、
仕事納めも終わった年の瀬に、ようやく参加することができました

さて、インプロって何でしょう?(笑)
インプロとは、インプロビゼーション-improvisation-(即興)の略語で、即興演劇のことです。

えええっ
はるさんが演劇の道に
と驚かれた方もいるかもしれませんが、違います。
(あ、でもね、小学校の時は演劇部だったし、
中学の時には私の所属していた放送部の部長と演劇部をかけもちしていた先輩に引っ張り出され、
助っ人で文化祭の舞台に立っていたし、
観るのは今も好きだし、お友達に女優さんはいるし、
やっぱりこの世界からは離れられないみたい・笑)

インプロは元々は役者のトレーニングとして開発されたそうですが、
エンタテイメントとして、ショーや舞台で上演されているほか、
現在では、ビジネスや教育の場でも注目されているそうです。

自分の感情や思いを伝えるとか、
人とコミュニケーションをとるとか、
そういうところが、コーチングにもつながるような気がしてアンテナにひっかかっていたんです。

講師は日本を代表するインプロ界の第一人者伽羅さん
即興演劇集団フリーフライツ座長。劇団「無限都市」を主宰し、
テレビやラジオに数多く出演しながら、各地の市民芸術祭における作品づくり、
演出、客演のほか、小中学校の国語授業で言語表現の実演も行ってらっしゃいます。
また地域や大学でのインプロワークショップの講師を多く務めてらっしゃるとか。

午後からのワークショップの前に、午前中にプレクラスがあって。
私は午前から参加していたのですが、
実はその時のメンバーの中に伽羅さんもいらっしゃいました。
何だか体から感じるパワーが違う人だなぁと思ってはいたのですが、
私、何を思ったか伽羅さんは女性だと思い込んでいて(笑)
おまけにネームプレートが「キャラ」さんだったので、
伽羅=キャラというのが頭でつながっていませんでした。
お昼休憩のときに、他の方との会話の中で気がついて、えええええーーーー(爆)

午前中だけでも、ほぇ~と思うことがたくさんだったのですが、
午後からの伽羅さんのワークショップは、すごかった。
ワークショップといってもノートと筆記用具は一切必要なし
参加者は動きやすい服装で。
いや、それは募集要項に書いてあったけど、
まさか床を転がりまわったりするとは思いませんでした(爆)

たくさんたくさん、数え切れないほどワークをやりました。
そのひとつひとつは、何でこんなことするの?ばっかみたい。
こんなの簡単だよ。っていうようなこと。
でも、これができないんだよな~(笑)
簡単なことって頭では分かっているのに、体が動かない。
口が違うことをいう。手が違うことをする。
50音がいえない。数が数えられない(爆)
ぬぉーーーーーー

印象的だったのが決断力のワーク。
私は決断力がないというのを自負しているのですが、
なんと、主催者のまめっちさんと最後まで残ってしまいました。
そして、最後の2人の対決は・・・相撃ち
これってすごい自信になった。
なんか「絶対負けない」って心で念じていたの(笑)

あと「YES AND」という考え方にすごく共感。
「YES AND」というのは、相手のオファーをYESと受け取って、
さらに、自分が浮かんだアイディアをANDとのせていくことだそう。
これもコーチングのセッションを思い起こさせます。

YESは、相手に対する意味もありますが、まずは自分自身にYESすること。
自己肯定・自己承認することができてこそ、
相手を受け取る(他者承認)することができる。

実はワークショップの途中で伽羅さんが、
「僕のワークショップは途中で飲み物飲んだり、おにぎり食べたりするのもOKだよ」とおっしゃって。
その時、結構部屋の空気が乾燥していて、風邪気味の私は喉がちょっとつらかったんだけど、
お昼の休憩時間に飲み物を全部飲んでしまっていて。
「じゃあ、今から買いに行くのもアリですか?」って聞いちゃったら、
「いいよ。じゃあちょっと休憩にしよう」と受けとめてくださった。
あぁ、これも「YES AND」だったんだなと実感。
私の気持ちとしては、自分から言い出したにも関わらず、
”みんなのワークショップを私の一言のせいで中断させてしまった”とも考えてしまったんだけど、
ここでそういうふうに考えてしまわずに、
私の意見を「YES」と受け止めてくださったことに感謝しようと、
心の持ちようについても言わずもがなで教えていただいたように思いました。

そうして、私もそういう人間でありたいと。


インプロのワークを通して私が実感したのは、
想いって伝わるの言葉がなくても。

ペアを組んだ相手が念じた動作を当てるっていうワークで、
「さっきのペアの人の時は当たらなかったんですけど、
はるさんの時は当たった」といってもらえて。
その後連続で、一発目でお互い相手の思っていた通りの動作をした時には、
抱き合って喜びました
というか鳥肌たちました。

他のワークのときにも、
「私は普段どっちかっていうとリーダーシップをとる方なんですけど、
今のワークの途中で何度かはるさんが『今は私がリーダーシップとるね』といっているのがわかった」といってもらえたり。
(もちろん、言葉や表情では伝えていません)

セミナーに来た最初は、他の人と目を合わせられなかった参加者の方が、
ワークをしていくうちに、ちゃんと目を合わせて話してくれるようになったこともすごいと思った。

ペアを組んだ相手が違うことをしていても、
ひたすら相手を信じて励まし続ける。
これは、コーチの在り方そのものだと思った。

自分が手を貸さなくても、相手にはそれができる力があると信じ抜く。
深い、深すぎる~

以前チャネリングを受けた時に、
「あなたは愛があるから大丈夫。そういうのはちゃんと伝わるから。
コーチでもそういう愛がない人っていうのは、
セッションしていても何だか言い負かされたような気になっちゃうから」
といわれたことを思い出した。

そう、やっぱ愛だろ、愛って思ってしまうのです。


インプロの世界、奥深そうです。


             
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