ゴールデンウイークなので、
暇を潰せるいつもの変な話をひとつ。
去年ニュートリノ振動の発見で
ノーベル賞を受賞された梶田隆章先生の講演を聴く機会があった。
私は生粋の文系なので、数学はまったくの不得手だが
ロマン溢れる、量子理論の内容に魅せられて
好奇心から物理学の先生方の本を少しずつ読むようになった。
今世紀 自我の意識構造の科学的な解明が、宗教やイデオロギーの呪縛からの開放を加速させる。
天才 と 『シュレディンガーのパンツ』 と 『アヴェ・ヴェルム・コルプス』
の記事でも量子理論に触れてきたが、
その三次元的概念では証明できない観測結果が
三次元以上の次元の存在が実際に存在し観測できる事を
予測しているように私には思えとてもワクワクした。
人類が、目に見えなかった微細モノが、顕微鏡の発明によって目に見え始め
科学によりミクロ世界の構造が解明された事によって、中世までは
魔法や奇跡であった事が、科学的に証明され、再現できるようになっていった。
では、人類は今どれだけ微細なものを観測できるようになったかという到達点の話を
梶田先生は、アメリカのチームが重力波の観測に成功した事によってノーベル賞を受賞した例を
出して講演で話されていた。
それは、太陽と地球との距離 約 1億5000万キロメートル
に対して
水素原子一個分の大きさ 約 100億分の1メートル
の距離が変化した事を計測したという事であった。
重力波の存在はアインシュタインによって100年以上前から予測されていたが、
このミクロの距離の違いを観測できる為には100年の時を待つ必要があったのだった。
今現在はようやく重力波を観測しその存在を証明する事が出来た。
ようやく重力波が人間によって完全に解析できる一歩手前にきたと言ってもよいだろう。
だとしたら今後の科学の発展によって、
重力そのものが解明され、それをコントロールするすべが
解明されれば、人間が機械的操作によって、地球の重力から解放される日も夢ではないと言えるかもしれない。
また、宇宙の成り立ちや始まりというマクロ世界の証明の為には、
これからは超ミクロ世界の観測データーによる証明が不可欠であると梶田先生は言われていた。
もし宇宙が無からの揺らぎによって誕生したのなら
これから物理学者は、その次元を超えた先の無を観測する世界に必然的に
入ってゆく事になる。
それはもう一世紀前まで霊魂心霊が棲むと言わている
時間の壁を超えた先にある世界と限りなく似ていると私は思う。
ここからがいつものデンパな話
私は若い頃、ポルターガイストと思える現象を見た事がある。
ポルターガイスト現象(ポルターガイストげんしょう)
あるいはポルターガイスト(独: Poltergeist)は、
そこにいる誰一人として手を触れていないのに、物体の移動、
物をたたく音の発生、発光、発火などが繰り返し起こるとされる、
通常では説明のつかない現象。
いわゆる 心霊現象の一種ともされている。 by wiki
カラオケボックスで部屋にすしずめの人数でまさに
馬鹿騒ぎして最高潮に盛り合った時
テーブルの上に置いてあったワイングラスが独りでに直上に浮き、
横にスライドするように動きながら空中で何にもぶつからずパンと
音をたてて砕け散った。
部屋にいた者たちは酔っぱらっていたが、流石にその現象が
誰かが仕組んだトリックだとは誰も言わなかった。
テーブル中央にあったグラスが誰も触れずに空中に上がった上に粉々に割れたのを
その場にいた者のほとんどが目撃したのだから。
一人が「ポルターガイストじゃない。」
と映画のタイトルで有名になったオカルト現象の事を小声で言った。
店員を呼んだり後片付けをしながら、キツネに化かされたような気分になって
酔いが冷めるのを感じながらも、
その場にいた私たちは、今見た現象は間違いなくポルターガイストであったと確信した。
流石にその後はもう一度その時のように盛り上がる事はなく、グラスが浮く事も割れる事もなくお開きになった。
私は当時はまだ、オカルトにもスピリチュアルにも詳しくなかったが、
ポルターガイスト現象は、子供の頃強制された家の新興宗教の経典の中に、
イギリスのスピリチュアリズムの例として
心霊について具体例を挙げて解説する場面が出てくるので、
霊によって物理的な現象が引き起こされる事は
子供の頃から知っていた。
それ故、映画やテレビドラマで幽霊屋敷で物がひとりでに動いたり、空中に浮かんだりする事が
事実としてあるのだと、子供の頃から信じていた。
カラオケボックスでの出来事は私がポルターガイストが事実だと再認識する出来事になった。
この出来事は、霊や幽霊がどのような原理を利用して物理法則(重力)に反する現象を
引き起こしているのかという単純だが面白い疑問を考える切っ掛けとなった。
自分が見た事や体験した事を基準にして物事を分析するのは当たり前のスタンスだと思う。
講演で梶田先生も当時ニュートリノに重さがあるという事は物理学的には有り得ない事とされていたが、
スーパーカミオカンデでの観測結果は、ニュートリノが変化した事実を示していると確信し
ニュートリノ振動という現象を世界に発表したと講演で言われていた。
ポルターガイストで一般的なのは
「バッチ」というのような音を出すラップ音と呼ばれる現象だが
これは、昔から「家鳴り」と言われ木造家屋がほとんど田舎では
家が実際にきしむ音と聞き分ける事はむつかしい。
都会のコンクリートで出来た建物ホテルでは
心霊現象が多いと旅慣れた芸能人がTVで言っているが、
「バッチ」という音がホテルで起きれば、ラップ音を疑ってみても良いだろう。
物の移動も幽霊屋敷の定番の観測現象だ。
重い物の移動もあり、テーブルや椅子は当たり前、グランドピアノが空中に浮く
まさに今でいうイリュージョンの世界だ。
イリュージョニストからすれば、その現象を再現し種明かしする事は簡単だろうが
この現象を霊、幽霊などの存在の仕業として、または超能力の存在証明として
トリック以外で再現する事は今だ誰もなしえていない。
映画スターウォーズの中で、ダースベイダーやルーク・スカイウォーカーが
フォースを使って、重力に逆らって、飛んだり、物体を投げたり、ライトセーバーを
手元に引き寄せたりしているが、いわばその現象は重力に干渉して
フォースの力が重力を上回っているから成立してる現象と言えるだろう。
これからもっと科学が進み、重力を遮断できる方法が考案されると、
SF映画でよくある、ビルの屋上から何もない空中に歩き出す事や、
重力を遮断し、推進力を同時に制御できれば
スーパーマンのように空を自由に飛行する事も可能だろう。
私が目撃した現象の原因が何よるものかを考えた時、
人による作為的なトリック以外は
重力以外の力が働いたからと結論して良いと思う。
そしてその原因になるような強い力を出せるものは
常識的な物理では目に見えず誰も触れていない事から
磁力か、風力、または電子レンジのマイクロ波ぐらいしか私には想像できない。
だが、カラオケボックス内でコップだけ浮き上がる風を吹かせる事は無理があるし
ガラスのグラスを磁力で持ち上げる事は普通は無理だろうし、
あの場では不可能だろう。
またマイクロ波でグラスを割る事はできても、浮き上がられせる事は
その装置の大きさを考えれば無理だろう。
いずれにせよ、それをするメリットや動機はない。
後残るのは、そこにいた人間から発せられたエネルギーによるか
そこに存在したかもしれないポルターガイストのエネルギーが原因によるものかの二つに絞られる。
あの時の雰囲気は異様に盛り上がった飲み会を想像してもらえば良いだろう。
カラオケボックスでみんなノリノリになって、絶叫系の歌を歌い続けて
ブルーハーツの「リンダ・リンダ」のところをひときわ大きな声で合唱するような場面だ。
(歳がわかるね)
そのロックのライブのような熱狂感は、時としてムッとした熱気を伴った空気圧に似た
感情エネルギーが物理的エネルギーに変換されてゆくように感じられる。
その場にいた生きた人間の感情エネルギー(エモーショナルエナジー)
が重力に逆らう程の力を発したのだろうか。
またポルターガイストが原因だとしたら
その騒がしい幽霊はどのようにして重量を遮断してコップを浮揚させ
どのような力で横に動かし、そしてコップを割ったのだろうか。
ここからは私の柔らか仮説。
まずはフライウェイで知り得た法則から。
宇宙のエネルギーには螺旋回転の二方向のエネルギーの流れがある。
それはシンボルでは卍、言葉ではマンジ、スワスチカ、と言われ、ナチスのハーケンクロイツは左のマンジだ。
ヒトラーが左マンジをシンボルに使うまではマンジ、スワスチカは幸福の象徴であった。
右回転は宇宙の究極の一点である命の源から地上に向かう物質化を。
左回転は地上から究極の一点に向かうプラズマ化を表しいる。
私が繰り返し述べてきたエネルギーの流れの転換は前世紀までは
地上に向かう右回転の物質化を促すエネルギーの流れが強かったが
左回転のプラズマ化の天へと向かうエネルギーの方への転換が世紀末に起こり
今現在も強くなり続けている事を示している。
また、それに伴う人間の意識がどのように影響されるかと言えば、
人間の意識は地上に向かうほど感情のエネルギーが増大してゆく。
逆に究極の一点に近づくほど感情というものは消失してゆく。
これは、各種宗教で天界や極楽浄土に入ると感情に左右されなくなると
多くの記述がなされている。
私たちが実際に命ある肉体を持って生きている三次元世界は
究極の一点から形のないエネルギーが物資化される出口にあたる事から
炭素を核にした有機物で構成された物質化した肉体は感情エネルギーの
受け皿となっている。
この三次元世界は
究極の一点から生まれたエネルギーが物質化する場所であり、
4次元以降の次元の意識エネルギーが感情化という影響を受ける事で
物質化できる場所でもある。
そして、その感情化エネルギーは物質化エネルギーと同じ
地上に向かうほど増大するというベクトルを持っている。
物質化と感情は非常に密接な関係にある。
では人間の感情エネルギーは物理的エネルギーに変換出来るのだろか。
その答えは、
カラオケボックスでの現象が物理的自然現象とトリックという原因を完全に排除できれば
イエスという事になる。
ただし、私はこのカラオケボックスの場合、多人数がワイングラスに意識を集中して
現象が起きた訳ではないので、
私は幽霊実在派の立場から、
ポルターガイストがその場にいた人間たちの感情エネルギーに
指向性を与え、自己の存在のアピールに利用したのだと推測している。
ポルターガイストが起きる場所は俗にいう心霊スポットや多くの人が集まる
劇場やカラオケボックスなどが多い。
カラオケボックスで会計した者が店員に改めて心霊現象があるかどうかを聞いたら
やはり過去にも似たよう事が起きたと認めたという事であった。
私も数年前まではカラオケボックスをよく使う機会が有り
心霊関係に敏感な友人はいつも柑橘類を持ち歩いて
部屋に入るなり、いるとわかると汁を空中に振りまいていた。
何故、幽霊に物理攻撃が有効なのかは、また別の機会にして
今日の伝波な話をおしまいとしよう。
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