引き続き
右回転螺旋エネルギーについて。
この左卍で表される天から地に向かう右回転螺旋エネルギーは
ただ回転しているのではなく、内側に向かっている。
これはエネルギーが右回転をしながら
プラズマ→気体→液体→固体と収縮してゆく原動力となっている。
また前回物資化エネルギーは感情エネルギーとイコールだと書いた。
これは何度も書いてきたが、
天究極の一点 主極Ⓢ 神(天)界から→幽(霊)界→現 (人間)界の
ベクトルで感情エネルギーは増大し、
現(人間)界では物質の中に感情エネルギーを蓄積する事が出来る。
逆に、神界ではエネルギーはプラズマ化されているので、固体に近い波動の
感情エネルギーはバラバラになり保持してゆく事は難しい。
幽(霊)界にいるこの世に未練を残し感情のエネルギーの塊として存在している
幽霊はその感情エネルギーの重さ故に神(天)界に上昇してゆく事が出来ない。
彼ら、彼女らは、地に向かう感情エネルギーの存在である為
自らの意志でそこにいる。この状態を世間の言葉でいえば、地縛霊だが、
正確には自分の感情に捕らわれているのだから自縛霊のほうがより正確に思える。
エネルギーの流れが転換する前は
この天から地への右回転の螺旋エネルギーにより、
物質の中に感情をたくさん溜め込み、歪みを増大させる事で、より物質的なパワーを増大させ、
横に広がるエネルギーを加速させる時代であった。
宗教も国家も物質的なパワーや人間の感情パワーを増大させることで
勢力を増大させた。これが横のエネルギー拡大の結果であり、
現状の世界衝突の原因でもある。
だが、エネルギーの流れは地から天、主極Ⓢの一点に向かう流れに
転換した。
この事は、横への拡大する力の弱まりと同時に、
物質の内側に収縮してゆくエネルギーのベクトルが
弱まってゆく事を示している。
この地から天への縦のベクトルの螺旋エネルギーは
今までとは逆に、内向きではなく、常に内から外に遠心力で
飛びだそうとする左の螺旋回転でそのパワーは日に日に増大している。
今はエネルギーの流れの転換が起きた最初の三〇年であり、
そのプレッシャーの外れ方が激しく、今までは隠しておけたり
我慢できた感情がどんどん溢れ出す現象が世界中でおき、
その事によって感情衝突がより明確になっている。
国家間の衝突も宗教の衝突も人種、LGBT、様々な事が
建前ではなくむき出しの本音による衝突が起きているのは
このエネルギーの転換によって、今までは内側で保持できた
感情が保持できなくなり、常に外側に出ようとするベクトルに
人類全体がさらされ続けている事による。
感情とは物質に起因するものなのだ。
人間が感情を保持できるのは、
肉体を持っているからであり、肉体の影響を
意識が受けなければ人間の意識は軽くなり
縦の動きに乗る事が出来るようになってゆく。
修験道も、仏教、世界中の宗教が修行といって
身体へ過酷な負荷をかけるのは、生命エネルギーを削る事で
感情を意識から分離しやすくする為だ。
仏教で煩悩を滅却するというが、煩悩とは感情エネルギーそのもので
それは肉体という器に蓄積されている。
その為肉体の生命エネルギーを削る事で、感情エネルギーは放出され
アイディンティティの核心である純粋な意識を
自我が認識しやすくなるのだ。
激しい肉体行をすれば生命エネルギーが減少し身体の感覚が
麻痺することで
感情に左右されない自己意識に到達する可能性が高まる。
だが、それでは、人類全体が肉体的修行でもしなければ
感情エネルギーをコントロール出来ない事になってしまう。
フライウェイは肉体を持った人間の意識が神(天)界に入る。
当然、生きている人間なので、普通に感情を持っていて
心の感情の動きの中で日々を過ごしゆく。
だがフライウェイをする時はそういう諸々の感情をとりあえず横に置いて
意識のみが神(天)界領域に入る事が出来るようになってゆく。
そして、意識がその生命エネルギーに満ちたプラス領域にいると
肉体の中に存在していた
負の感情エネルギーはプラズマ化されバラバラになってゆく。
禅では「無」という意識状態をさす言葉がある。
神(天)界のエネルギー領域とはまさに主極Ⓢに近づけば
近づくほど完全な無になってゆく。
フライウェイで神(天)界でも高いエネルギー領域に到達出来ると
何もないという状態を
肉体感覚と意識の両方で体験する。
このようなフライウェイが日々出来るようになると
ストレスとなるような負の感情はプラズマ化され解体されてゆくので、
体の中で収縮し物質化する事を防いでくれる。
人は悪感情やストレスのエネルギーを肉体に溜め込む事で
そのエネルギーは物質化し、精神はもちろん、様々な
肉体の病を発病する原因となる。
アンガーマネジメントが最近注目されているが
怒りや憎悪などの悪感情に振り回されず、
ストレスになるような不要な感情を消し去ってゆく事が出来れば。
この感情衝突の世界から身をかわす事が
自然と出来るようになってゆく。
主極Ⓢをめざしてフライウェイ続けてゆくと
左回転の地から天へと向かう縦のエネルギーにのり
幽(霊)界のマイナスのエネルギー領域を飛び越え
神(天)界のプラスのエネルギー領域に人間が生きたまま意識で
入る事によって
現(人間)界の横のエネルギーと交わらない(衝突しない)状態に
自然となってゆく。
感情とはあくまでも物質に付随しているものだという認識を
得る事ができれば、
多くの人間は表層の感情を自己のアイデンティティと勘違いしているのだと
やがて気づく事が出来るようになってゆく。
そのように自己の意識を客観的に捉える事ができると、
感情が、物質(肉体)というコップの中嵐に過ぎない事を認識でき、
現世で感情を味わった後、こだわらず、手放してゆく事が自然と出来るようになってゆく。
私は何度も書いてきているが、感情を悪者扱いしているのではない。
人間がこの現実世界に物質的な肉体を持って生まれてくるのは
感情を味わい実感を得る事が大きな理由のひとつなのだから。
喜びも悲しみも大いに味わう為に、我々は肉体を持って生まれてくる。
だが、その感情エネルギーの拘束力があまり強いため、多くの人は自己の本質的な
アイデンティティが表層の感情の動きの中にあると誤認している。
人間の本質とはそのような単純なものではない。
若者たちが物を買わなくなった背景には
もちろんお金がないという現実もあるが、
大元の理由は、
彼らが感情エネルギーを溜め込まないように生まれてきているからだ。
生活をなるべく合理的にしようとすることも
ミニマムな生活をあえて選ぶのも
物に蓄積される感情エネルギーによる意識の夾雑を
無意識的に回避しよとしんているのだと私は分析している。
当然、老人たちは、そのような経済が収縮してゆくような
消費行動は理解できなし、GDPの拡大でしか生活の尺度を測れない
大人や老人にはとても理解できない行動だろう。
だが、それで良いのだ。
これから、感情衝突の場面、事件をみたら、
その横のエネルギーの流れを客観的に見る癖をつける事をお勧めする。
そして、自分がその衝突の当時者にならないように感情を味わった後に
手放す癖をつけてゆく事だ。
感情の衝突の世界に対になるものは論理、合理性の「たてわけ」の世界だ。
これから世界は感情衝突の混乱期である
『ラルロの嵐』』を乗り越え、
論理と合理性が尊ばれる精神文明の階段を昇ってゆく。
*エネルギー転換による影響を以前イメージ出来るように書いた。参考になれば