日の本の下で  究極の一点 Ⓢ への縦の道

『究極の一点』Ⓢ 
神のエネルギーの実在を『フライウェイ』の体験を通して知り、
伝えるデンパ(伝波)者

肉は血の匂いを味わう。  という思い出。

2018年04月04日 | 日記

今となっては思い出として笑える話を一つ。

昼ごはん前の人は読まない方が良いかも。

 

私は一時インドのある聖者に傾倒して、肉を断った時期があった。

三十代後半の話でまだ、子供たちも小学生であった。

妻は育ち盛りの子供たちと私の献立で頭を悩ませ

色々工夫して食事を作ってくれた。

 

ハンバーグはおからのハンバーグだし

唐揚げは大豆たんぱくであった。

家のミートソース・スパゲッティはトマトとおからで出来ていた。

スープは野菜と豆と言った具合に

凝り性の妻はインド料理を勉強して私や子供たちが飽きないように多くのスパイスを使った

料理を食卓に並べてくれた。

 

私は朝の早い製造業の肉体労働者であったから

当然パワーが出る肉の食事が好きであった。

が、勝手なもので自分が心底肉が好きだと思ったのは、

肉を断って、しばらくして牛丼屋の前であの抵抗出来ない匂いを嗅いだ時であった。

その頃は、肉への渇望のせいで匂いに敏感に反応していた。

 

しばらく牛丼屋の前で匂いを嗅ぎ続けていると

その匂いのコアな部分は、子供の頃鼻血を出した時に口いっぱいに広がった

血の匂いと同じだと感じた。

 

「肉を食べるという事は、血を食べるという事なんだなぁ」

と歩道に立ち止まってお腹が鳴るの聞いて

自分がライオンと同じ肉食獣なんだと自覚した。

 

トランプ大統領が日本に来た時、

安倍首相がおもてなしで、ハンバーガーを出して

その肉をトランプが超ウエルダンに焼いてもらっていたのを

肉好きから批判されていたが、

確かに、ガチガチに焼きこんでしまったら

肉の風味と味の核心と思える血の匂いは飛んでしまうように思う。

そういう意味で、

外国人が和牛をレアで回りだけ焼いて、中は赤い血の色が消えない程度のものを

好んで食べるのは

日本人がトロを食べる感覚の肉ヴァージョンと言えるかもしれない。

 

ある時、義父が孫たちを連れて、ファミレスに行った事があった。

そこで子供たちは、ハンバーグを注文し

「こんなに美味しい、ハンバーグははじめて食べた。」と正直に言い放ち

義父に「普段何を食べさせているんだ。」と言われたと、

妻は苦笑いしながら話した。

 

肉を断っていた数年、

自分が肉食動物で血に飢えた生き物だという事を思い知らされた。

それはそれで、今になって思えば家族に迷惑をかけたが

良い経験であったと思う。

 

昨日、ホリエモンさんが、ヴィーガン(完全菜食主義者)

にケンカを売っているような記事をネットで見かけた。

 

私も当時は最終的にはヴィーガンを目指そうとしていたが、

自分の肉への渇望の強さから、とてもではないが無理だと感じていた。

 

『ヘブンリーブルー』自己免疫疾患という経験の記事の中で

ブレサリアン(呼吸しかしない、不食者)に言及したが、

私は、日本の代表的な不食者の秋山佳胤氏の本を読んで、

実際に不食という事を行える人の意識はこのようなモノなのかと思えた。

不食という事を信じるか、信じないかは各自の人生観によるので、

私は氏が正直に本音で不食とその意識における変容を語っていると思えたのだった。

 

断食も幾度となく経験している私にしてみれば、

(この前の病の時も、尿と水だけで7日間過ごした)

ブレサリアンが羨ましくないと言えばウソになるが、

今は肉を食べる事も魚を食べる事も野菜を食べる事も好きなので

バランスの良い食事に注意して、これからも食事を作る事も食べる事も

両方楽しんでいけたらと思っている。

 

南の島の人たちが豚肉をたくさん食べて、黒砂糖もたくさんとって

百歳超えても畑仕事を元気にしている事実から

別に、ヴィーガンだから健康に良いとは言い切れないだろう。

 

食というのは文化であり、人生に直結する個人の自由だろうから

好きなモノ、食べられるモノに感謝を忘れずに食べれば

それで良いのではないだろうか。

まあ、食べすぎて絶滅してしまうようなのは、

人間の罪として歴史に刻まれるから、そのへん智慧を出して

養殖や、天然資源を守る努力は必要だろうけど。

 

 

 

追伸、 お待たせしている例の******の件ですが

四月中にはなんらかの報告ができる目途がたちましたので

とりあえずお知らせまで

待っている人がいるかはわかりませんが、

ちゃんとした私なりの開示はしますので、偽モノのプライドにかけて。

 

                     デンパ なブログ主

 

 

 


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