西京極 紫の館

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ずうのめ人形  澤村伊智/著  角川書店

2018年10月18日 21時07分27秒 | 西京極の本棚
【紹介文】
不審死を遂げたライターが遺した謎の原稿。オカルト雑誌で働く藤間は後輩の岩田からそれを託され、作中の都市伝説「ずうのめ人形」に心惹かれていく。そんな中「早く原稿を読み終えてくれ」と催促してきた岩田が、変死体となって発見される。その直後から、藤間の周辺に現れるようになった喪服の人形。一連の事件と原稿との関連を疑った藤間は、先輩ライターの野崎と彼の婚約者である霊能者・比嘉真琴に助けを求めるが  !?

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ドラマ性 ☆☆☆★★
  独創性 ☆☆☆★★
 読み易さ ☆☆☆☆★

【西京極の読後感想】
ぼぎわんが、来る』が面白かったので、すかさず読んだ2作目ですが…アレ?ちょっと期待外れ?ボリュームが1.5倍になった分、展開は遅くなったし、話の密度も希釈された印象。『ぼぎわん~』は確かにオカルトだったけど、本作はどちらかというと推理サスペンス。と言うのも、オカルト要素である呪いの仕組みはかなり曖昧で、お話のキモが呪いを放った犯人探しになっているから。要するに僕の期待した内容じゃなかったって事。それにしてもこの小説の中で『リング』が既に古典ホラー扱いになっていて「ああ、もうそういう時代になったのかぁ」と思ってしまいました。

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