西京極 紫の館

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戦国秘曲 信虎と女  早乙女 貢/著  大和書房

2008年02月01日 20時56分59秒 | 西京極の本棚
【紹介文】
武田信玄の父でありながら、あまり語られることがない信虎。ろくでもない戦国武将として扱われることの多い彼の実像を、あますところなく描きつくす。己に立ち向かう多くの武将を倒して武田繁栄の基礎を築き信玄を残した彼は、意外にも機知に富み、多くの武将や女たちから愛されて生きた。信虎のいままで書かれなかった魅力とは!

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
   感動度 ☆☆★★★
   実用度 ☆☆★★★
  読み易さ ☆☆☆☆★

【西京極の読後感想】
極道・因業親父のイメージが強かった武田信虎だが、確かに彼が甲斐を統一を成し遂げていなければ信玄・晴信の活躍はなかっただろう。国内をまとめる為に反抗する家臣や親族を桶狭間の合戦並みの奇襲でねじ伏せるあたりは従来の信虎観が変わります。…が、やっぱり思慮に欠けた暴君である事は間違いないと思うナァ。ともかく早乙女貢の作品としては読み易い。今作と対となる「戦国秘曲 信玄と女」も続けて読みます。


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