ラストナイト・イン・ソーホー 監督/エドガー・ライト

【主演】
　トーマシン・マッケンジー
　アニヤ・テイラー＝ジョイ
　マット・スミス
　マイケル・アジャオ

【ストーリー】
ロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入学したエロイーズは、夢の中できらびやかな1960年代のソーホーで歌手を目指す美しい女性サンディに出会い、夜ごと夢の中でサンディを追いかけるようになる。次第に身体も感覚もサンディとシンクロし、夢の中で何度も60年代ソーホーに繰り出すようになった彼女だったが、ある日、夢の中でサンディが殺されるところを目撃。やがてエロイーズは精神を蝕まれていく…

【西京極の評価】
エドガー・ライトの映画はとにかくオシャレで美しい。観ている者が「この映画観てるオレってセンス良いんじゃね？」と錯覚するほどに（苦笑）まず主演の女優さん二人がそれぞれに魅力的で個性的。お話自体は割にストレートだけど、現実と夢の交錯する見せ方、カメラワークに工夫か凝らされていて巧い。ホラーっぽい演出も怖さよりもスマートさが勝っている。６０年代ポップスの使い方も手馴れていて、どこを取っても平均以上。まさにハズさない監督サンです。

【総合評価】　☆☆☆☆★（満点は☆５つ）
　ストーリー　☆☆☆★★
　演出/演技　☆☆☆☆☆
　映像　　　　☆☆☆☆☆
　音楽/音響　☆☆☆☆★