我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

芸能発表会

2024-11-25 15:22:23 | 老いの暮し
                       フォルクローレの演奏

わが町の文化協会主催
芸能発表会に出場した、
芸能の何たるかは知らない、
カラオケを歌っただけの話だけど
芸能だなんて言うと
なんとなくこそばゆい、
言葉を換えれば
爺さん婆さんのサークル活動の発表会と
言う方がぴたりとくる気がする、
カラオケを主体に
太鼓やフラダンス、レクダンス、ハーモニカ
などのサークルが1年の練習の成果を
お披露目するのがこの会の趣旨だ、
これに加えて特別協賛として
町内の企業に所属する若者グループの太鼓と
南米の民族衣装に身を包んで民族楽器を
演奏するフォルクローレ、
これには引き込まれた、
これこそ芸能と言うものであろう、
私はカラオケの部で
福田こうへいの持ち歌
「母ちゃんの浜唄」を歌った、
館内100人ほどの聴衆ではあったが
これまでにさんざん歌っているので
不安はなく気分ノリノリで歌えた、
歌った後の反応は社交辞令も含めて
“よかったよ”の声掛けを数多く(?)頂いた。

喪中はがき

2024-11-20 08:39:44 | 老いの暮し
                          金鑚神社の紅葉

2月に兄が亡くなったので
喪中はがきを出さなければならない、
これには多くのハードルがあった、
手書きなどとても出来ない、
パソコンでやらざる負えない、
ところがパソコンが9月に
故障したので修理に出して
ついでにOSを
ウィンドウズ10から11に
アップロードしてもらった、
そしたらこれまでに使っていた
「筆ぐるめ」ソフトが使えなくなってしまった、
止む無く最新版の「筆ぐるめ」を購入して
インストールした、
すべてがおっかなびっくりである、
勿論今まで使っていた住所録は消え失せて
新たに作らねばならない、
幸い裏面は作られたフォームがあって
亡くなった故人名と日にちを
入れればいいようになっている、
印刷の段になって失敗した、
印刷ボタンを押すと
なんと同じ人物宛のはがきが
次から次へと出てくるではないか!
枚数を指定する欄で
“右の内容で1枚”とすべきところが
“全枚数”となっていたのに気が付かなかった、
5枚ほど無駄にしてしまった、
この手の作業
年賀状でも一年に1回しか行わない、
昨年やったことなど覚えていない、
毎年が初心者だ、
高齢者にはきつい作業を
三日がかりでようやく終えて
安堵の胸を撫で降ろしている。

突然のひとり暮らし

2024-11-17 20:38:32 | 老いの暮し
11時ころスマホの着信音、
“私 このまま入院することになった”
とカカ様の声、
先日来
咳が止まらないからと言って
病院に出かけてから3時間ほどもたっていたであろう?
取る物も取り合えず
入院先のF市の総合病院に駆け付けた、
幸か不幸か
わが家では総合病院になど縁遠くて
必需品を届けようにも
手続きが複雑で四苦八苦、
コロナ騒動以来
特に厳しくなったんだとか、
先ず
受付で面会のための書類を書いて提出、
病棟までの道筋もあちこちに扉があって
一筋縄には進めない、
病室に行くまでに2回も3回も立ち往生、
エレベータに乗って到着した階で
ドアーが開かないと呆然としていたら
反対側が開いてます、と教えられた、
病棟前の自動ドアーの前では
自動で開くものと待っていても
一向に開く気配がない、
たまたま来合わせた見舞客が
インターホンで連絡しないと開かないと
教えてくれた、
やっと必需品を届けられると思ったら
マスクをしないと案内できないと諫められて
慌ててマスクを買いに走る始末(常識に欠けたと反省)、
やっと会えたと思ったら
すでに様々なチューブに繋がれた
哀れな姿 !
風邪から喘息を併発して肺炎を起こしている
と説明された、
思いもしない一人暮らしが始まった。
                 北信の村で見かけた蔵

些細な事ではあるけれど

2024-09-01 10:40:45 | 老いの暮し
8月31日
行きつけのスナックが店を閉じた、
正確には経営者のママが
店の経営権を他の人に委ねた、
新しいママはどんな人だか分からない、
人見知りな自分にとっては
新たなママが
馴染める人か
馴染めない人か
この問題は大きい、
私にとってはこの店を
「終の安らぎの場」
と思って楽しんでいただけに
ショックは隠せない、
友人の紹介で通い始め間もなく
自分のブログに
❝掃き溜めに鶴❞
と書いてママを絶賛した積りでいたら
逆に出入り禁止の宣告を受けた、
掃き溜め呼ばわりが酷いと
感じたらしい、
なんとか釈明が功を奏して
事なきを得たが
店そのものは暖簾が掛ってなければ
あばら家と見まごうばかり、
それでも連日客足の途絶えることはない、
10人前後のカラオケ愛好家や
ママのファンが集う、
ママは美人で知的で社交家だ、
外交官を父に持ち
幼い頃から世界中のあちこちで
生活した経験があるらしい、
事実は何でも話すが
ひけらかす話し方はしない、
今の亭主殿とは再婚だと言う、
事業に失敗してどん底の暮しもしたと
包み隠すことはない、
スナックの夜の部は
従来通り続けると言うので
私とはどんな絡みになるか
今のところ分からない。

終の棲家

2024-08-28 06:23:29 | 老いの暮し
❝ついのすみか❞

ショックな出来事が起きた、
私にとって
❝終の棲家❞
ならぬ
❝終の安らぎの場❞

と思っていた行きつけの店が
幕を閉じる、
唄処「はなぶさ」
通い始めて2年程にもなろうか?
やっと見つけた
安らぎの場 であった、
それが
残すところ4日で閉店となる、
私など籠りがちな高齢者にとって
歌を通じて多少なりとも
世界が広がったと喜んでいただけに
ショックは大きい、
そこでママを含めたライングループに
こんなメッセージを投稿した、

ーーおはよう
と言っても皆さんはまだ夢の中だろうか?
布団に身を横たえたままラインしてます、
ここ数日
うつ状態が続いています、
「はなぶさ」の最終日が
近づいているからかもしれません、
私にとってはきっと
乗り越えなければならない
試練なんですね、
今更ながら「はなぶさ」の
存在の大きさに気付かされています、
終の棲家
ならぬ
終の安らぎの場
をやっと見つけたと思っていただけに
ショックです、
それもこれもママの人柄
そこに集う皆さんの人柄の
なせるワザなんでしょうね、

だが
そんな軟な事ばかりは
言ってられません、
私には
今日も
明日も
明後日も
まだ少し生きていかなければ
ならない生活があるのだから。ーー