この美しい三重塔との出会いは
偶然のような必然のような、、、、、
と言うのは存在は知っていた、
しかし現代建築と書いてあった、
やはり三重塔となれば歴史を感じる建造物、
それを必須条件のように感じていたので
ここの三重塔への興味は一歩外でしかなかった、
そんな感じで前回書いた
高勝寺三重塔の写真撮影を終えての帰途
国道50号線を走っていた、
信号が赤に変わって停車した、
広沢町の交差点だった、
あれ?
桐生市の三重塔はこの交差点から
入って行くんじゃなかったかな、
と急に思い出して曲がった、
10分ほど走ったところにそのお寺さんはあった、
曹洞宗廣澤山大雄院
里山の麓に広い駐車場があり車を止めた、
山門を潜って石段30段ほど登っていく、
堂々とした立派な本堂だ、
傾斜地に広がる寺内全域樹木に至るまで
綺麗に整備されて心が洗われるような
お寺さんだ、
先ずは本堂に参拝してから
三重塔に向かった、
竣工は2009年、
大手ゼネコン:清水建設、
なんと!
バランスのいい三重塔だ!
やや小振りなのがいい!
三重の屋根の描く曲線が美しい!
水煙をはじめ各所に貼られた金箔が
建物全体を際立たせている!
市街を見下ろすかのような立地条件は
建物の存在感を高めている、
これぞ現代建築でなければ為し得ない
美しさではなかろうか?
本堂と三重塔を隔てる間には
今は花のない睡蓮の葉っぱが生い茂る池がある、
花の時期に又来たくなる心配り、
憎いばかりだ、
考えられる美しさの総てが込められた
美の結晶 と言えばオーバーか!
門前の幼稚園では
子供たちを指導する先生の元気な声が
響き渡っていた。