昨年に続いて2回目のブドウ狩り、
山梨県牧丘町はわが高崎市からは秩父市を経由して
標高2,000メートルほどの山並みを貫く
雁坂トンネルを通っていく、
トヨタの7人乗りハイエースに乗り合わせるのは
カラオケ仲間で顔馴染みの6人のメンバー、
9時に出発して3時間ほどのドライブだ、
旧知の間柄故に車中はかまびすしい、
秩父を通る車中で
秩父郊外の山間出身のN女史が
こんな話を披露した、
小学校4年生のころ
担任の男の先生が
❝今度の日曜日に雲取山と言う山に登山に行く、
この山では雲が取れるから雲取山と言うんだそうだ、
みんなにお土産に雲を持ってくるから
あした袋を持ってくるように❞と言ったと言う、
7,8人の子供たちは
翌日目を輝かせながら
先生に袋を預けたそうな、
話の結膜は
雲の代わりにヤマブドウの房が入った
袋を子供たちに渡しながら
❝雲も一緒に入れたんだけど
雲はやっぱり山の上でないと
消えてしまうようだ❞
と言ったと言う、
それにしても子供たちに夢を持たせる
話のつくり
途中に山ブドウのあることを
知ってて言ったのであろうかこの先生、
であれば相当の山のベテランに違いない、
60年以上も前の話である。
(注)
雲取山は東京都の最高峰(2017M)でありながら
秩父市に近く市内の三峰神社からも登れる。
三峰神社奥宮から雲取山方面を望む
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