我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

雲取山

2024-09-13 10:14:52 | 旅行及びドライブ
昨年に続いて2回目のブドウ狩り、

山梨県牧丘町はわが高崎市からは秩父市を経由して

標高2,000メートルほどの山並みを貫く

雁坂トンネルを通っていく、

トヨタの7人乗りハイエースに乗り合わせるのは

カラオケ仲間で顔馴染みの6人のメンバー、

9時に出発して3時間ほどのドライブだ、

旧知の間柄故に車中はかまびすしい、

秩父を通る車中で

秩父郊外の山間出身のN女史が

こんな話を披露した、

小学校4年生のころ

担任の男の先生が

❝今度の日曜日に雲取山と言う山に登山に行く、

この山では雲が取れるから雲取山と言うんだそうだ、

みんなにお土産に雲を持ってくるから

あした袋を持ってくるように❞と言ったと言う、

7,8人の子供たちは

翌日目を輝かせながら

先生に袋を預けたそうな、

話の結膜は

雲の代わりにヤマブドウの房が入った

袋を子供たちに渡しながら

❝雲も一緒に入れたんだけど

雲はやっぱり山の上でないと

消えてしまうようだ❞

と言ったと言う、

それにしても子供たちに夢を持たせる

話のつくり

途中に山ブドウのあることを

知ってて言ったのであろうかこの先生、

であれば相当の山のベテランに違いない、

60年以上も前の話である。


(注)
雲取山は東京都の最高峰(2017M)でありながら
秩父市に近く市内の三峰神社からも登れる。
                                               三峰神社奥宮から雲取山方面を望む





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