千倉漁港の水揚げ風景
旅の二日目は5時半頃目が覚めた、
いつもは4時頃目覚めてゴソゴソしているが
前の日の大坊岬のアップダウンのある散策路を
長時間歩いたので疲れたのだろう、
相部屋のAさんはまだ寝ていたので
邪魔にならないように散歩に出かけた、
漁港の雰囲気が残る道を20分ほど歩いて
港があると思われる方向に向かった、
上空に10羽以上のトンビが旋回しているのが
目に入った、
その下には岸壁に沿って囲いも壁もない
簡素な造りの平屋が有って
人々が忙しく働いている気配、
岸壁に横付けされた漁船の
魚を荷揚げしているようだ、
近づくとまぎれもなく荷揚げ作業中、
そのおこぼれを狙ってトンビが集まっている、
魚の選別をする作業を見ていたら
おこぼれどころか選別された箱の中の魚を
人が近くにいてもさらっていくではないか、
それも一羽や二羽ではない、
隙あらばの体制で構えているのだ、
それでも追い払う仕草は一切ない、
そんな風景を20分ほど眺めて宿に帰った、
朝飯を済ませて9時に宿を出発、
今日も相変わらず曇り空、
時折小雨がパラつくので傘は手放せない、
大雨の予報だったので良しとしよう、
あちこちにリゾートマンションの立ち並ぶ
海岸線を走ること凡そ1時間、
今日最初の目的地は
房総半島最南端の野島埼灯台、
付近一帯は土産物店や生きた貝などを売る
店のあるちょっとした観光地、
300円払って灯台に上がってみた、
曇っていたので
太平洋が一望という訳にはいかなかった、
打ち寄せる太平洋の潮騒を聞きながら
灯台の周りの散策路を一回りした、
野島埼灯台から見た海岸線
野島埼灯台
安房神社
安房神社は野島崎から車で10分ほどの距離、
古くて格式の高い割には知名度が低い、
境内は広くて古木も多く
隣には野鳥の森が有り観察館もある、
近くにはテレビでもよく見る
摘み取りのできる白間津と言うお花畑が
有るらしいが霧雨が降っていたので
寄らなかった、
全体での観光はここで終わり、
昼食を予定した鋸南町の❝ばんや❞と言う
食堂に向かう、
ここは何でも漁協の運営する超有名な食堂で
1時間、2時間待ちは当たり前なんだとか、
運よく30分ほどで席を確保して
料理を注文、
すし飯にマグロの切り身が上に乗る
鉄火丼を食べた、
うまい!
評判に違わぬうまさ、
充分満足した、
2時頃近くの金谷港で3人と別れて
最後の訪問地鋸山に登った、
ここには乾坤山 日本寺というお寺が有り
座高31メートルを誇る日本一大きな
大仏様が鎮座して下界を見下ろしている、
その他更に厳しい坂道を登っていくと
❝地獄のぞき❞と称する展望台が有り
30分ほど並んで覗き見た、
東京湾や房総半島を一望する
お勧めの景勝地である。
お初です、
コメント
ありがとうございます。
覗きたくない「地獄のぞき」
これは足が竦むし、股間がモゾモゾします。