我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

心の持ちよう

2023-01-24 10:31:33 | ゴルフ及び山歩き、他スポーツ

               カワラナデシコ

1月23日(月曜日)

わが町のシルバーゴルフ会のコンペが有った、

4人ずつ4組のコンペ、

優勝は5,000円相当の商品券、

高齢者になるとスコアーにあまり拘らない御仁も

少なくない、

OUTコースの2組目で7時35分スタート、

同伴競技者はいずれも年下、

1番ホール パー5でいきなりダブルボギーを打ち

みんなに遅れをとってしまった、

前半はボギー主体で48打

大きなミスがなかったのは救い、

後半はトリプルボギーの発進となったが

11番ホールパー5でパーが取れた、

ところが後が悪い、

14番ホール パー3で

ワンオンしながら3パット

これではスコアーは纏まらない、

後半1パット1回、3パット3回、

パーは2個あるもののダブルスコアーあり、

トリプルボギー有りで50打、

トータル:98打、

ニアピン無し、バーデイー無し、とび賞無し、

順位は16名中8位、

ちょうど真ん中、

飛距離では劣っていないのに結果が出ない、

問題は寄せとパットだ、

 

最近はパソコンのゴルフネットと言うサイトに

スコアーを登録するのが億劫になってきた、

前向きになれる結果が出ないからだろう、

それでも不思議なことにこのサイトでの

俺の順位は9803人中の413位、

登録枚数:386件、

ハンディキャップ:22.4

コンペでどん尻を彷徨う俺の順位が

1万人近くの登録者の中で

上位から5パーセント以内に入っていると言う

この不思議、

群馬地域のレベルが高いと言うことか ?

ゴルフを健康の手段と割り切って

スコアーに拘らないでプレーすべきか

どうか心の持ちように迷っている。


花一輪

2023-01-20 10:39:07 | 写真 及び絵画

写真展の日程が6月の下旬に決まった、

となれば3月中には作品のタイトル5点を

決めなければならない、

今年もシリーズで出展しようと思っている、

さて何のシリーズにしようか?

過去には櫓(やぐら)、吊り橋、山、灯台などと出した、

そうだ 今年は花にしよう、

それも一輪だけの花に絞って

タイトルを❝花一輪❞にしよう、

早速20年間撮りためたアルバムを見直す、

結構楽しいものである、

上の写真はその中で選んだひとつ、

日光中禅寺湖畔の千手が浜のクリンソウである、

ここにはクリンソウの群落がある、

それはそれは見事な景観が広がる、

花びらのひとつが水面に浮いていた、

色鮮やかで目を奪われシャッターを押した、

ついでにこんな句が浮かんできた、

 

花一輪

水面に散らす

クリンソウ


カラオケ大会

2023-01-16 06:47:07 | うたごえ、カラオケ、他音楽

隣町で開催されたカラオケ大会に

知人が出場すると言うので聞きに行った、

驚いたことに出場者は130名、

審査員には日本作曲家協会に所属するN氏と

キングレコードに所属する女性プロデューサー、

結構本格的な大会のようだ、

歌うのはワンコーラス、つまり1番だけ、

それを審査員が減点方式で審査する、

会場は町の文化ホール、

お客さんの入りもあまり多くはない、

空席が目立つ、

長丁場になるので知り合いの歌が終わると

帰ってしまうケースが多いのだろう、

司会が出場者の紹介をすると

マイクの前にひとりずつ進み出て

次から次へと歌う、

上手いのか下手なのかその違いが

分からない、

知人はスナックで聞く限りうまい、

声量はあるし特徴ある声を持っている、

メリハリをつける点でも申し分ない、

だが声がいいだけに出しすぎるきらいがある、

そこをどのように評価されるか、

審査の結果は全員が歌い終わってからだから

4時間後だ、

それまで待ってはいられないので途中で帰った、

後で聞いたところによると

入賞には手が届かなかったそうだ、

いいところまで行くのではと思ったが

素人にとって大会は水物

何があるか分からない。

 


曜変天目茶碗

2023-01-11 17:07:16 | 写真 及び絵画

    

          国宝 曜変天目茶碗

1月8日(日曜日)

東京オペラシテイーコンサートホールで

ウイーン・ヨハン・シュトラウス交響楽団による

本場のニュー・イヤーコンサートを堪能した帰り道

東京駅で連れのユキさんが時間があるので

近くの静嘉堂文庫美術館に行ってみませんかと言う、

何でも大変貴重な国宝が展示されているんだとか、

静嘉堂なる美術館は聞いたこともなかったし

それほど期待もしていなかったが

久しぶりに東京まで来てこのまま帰るのも

空しい思いもしていたので行くことにした、

駅構内の喫茶店で一息入れて丸の内にある

明治生命保険ビルを目指した、

歩行者天国になった通りを歩くこと10分、

ビル1階の中央に目立たない入り口はあった、

美術展の看板も極めて質素なもので

「初春を祝う七福うさぎがやってくる!!」

サブタイトルに

❝静嘉堂創設130周年・新美術館開館記念❞

国宝、重要文化財、重要美術品あり、

とある、

ユキさんはこの広告を見て

些か意味不明ながらも国宝、重文の

文字に引かれて行ってみたいと思ったらしい、

入ってすぐの正面に今年の干支に因んで

七福人ならぬ七福うさぎの博多人形が

展示されていた、

美術展のめぼしい作品を拾ってみると

横山大観:日の出

堂本印象:うさぎ

池大雅 :寿老図

与謝蕪村:佳気万年図

酒井抱一:絵手紙のうち 富士山・波 

等など、

工芸品では

京焼の香合、多数

猩々蒔絵の三っ組盃

有田焼:色絵圓窓文樽形徳利

他多数

 

特筆すべきは

曜変天目茶碗(上の写真)

これについてグーグルで検索した(ググると言うらしい)

ーー「曜変」とは、元来「窯変」を意味した言葉とされ、

文献で「星」または「輝く」を意味する「曜」

の字が当てられるようになるのは、

15世紀前半頃からである。

室町時代の文献『君台観左右帳記』において、

「曜変」は、唐物茶碗「土之物」(陶製の茶碗)のうち、

もっとも貴重で高価な茶碗として、

分類格付けされてきた。

福建省建窯の焼成品で、

これは偶然の所産と見られている。

静嘉堂文庫美術館所蔵の曜変天目(茶碗)は、

もと徳川将軍家所蔵であったものが、

三代将軍・家光の時代、春日局を経て、

後に淀藩主となる稲葉家へ伝えられたとされる。

今日、世界中で現存する建窯産の曜変天目は、

日本にある三碗のみ、

京都・大徳寺龍光院、

大阪・藤田美術館所蔵の各一碗と本碗で、

すべてが国宝に指定されている。ーー

 

私は5,6年前に藤田美術館所蔵の曜変天目茶碗を

六本木の美術展で見たことが有る、

美術展のタイトルを思い出せない、

ブログに書いたがこの記事がブログ

提供側の都合で消失した、

痛恨の極み。

                             国宝 曜変天目茶碗(藤田美術館)

        静嘉堂文庫美術館の入っている明治生命ビル

 


ラデツキー行進曲

2023-01-09 17:15:45 | うたごえ、カラオケ、他音楽

ウイーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団による

ニューイヤーコンサート2023は

この曲から始まった、

ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ「春の声」

曲目紹介には次のように書いてある、

ーーゆったりした導入部に続いて4っのワルツが

演奏され最後に第1ワルツに回帰する、

第2ワルツでは鳥の声を模倣するフルートが

春の喜びを表現する、ーー

演奏は曲目の紹介もなくゆったり始まった、

暫く聴いて面白いことに気がついた、

流れるようなワルツの旋律は聴く者をして

じっとさせてはおかない、

隣席のおばちゃんの体が曲に合わせて小さく揺れている、

知らず知らずのうちに体が音楽に反応している

のであろう、

しかも聞くことで叩く行為で反応する

音楽が多い中で

ワルツは揺れる行為で反応する、

身体が揺れたり手首が揺れたり、

つま先を揺らしたり、

叩く行為はテンポに反応しているのであろう、

揺れる行為は旋律に反応するのではなかろうか?

人の音楽への反応は

脳が刺激されていることを表しているのであろう、

これこそが生きてる証、

脳の活性化というものであろう、

 

横道に逸れたので元に戻す、

2曲目は

ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・フランセーズ「芸術家の挨拶」

曲目紹介によると

ポルカは19世紀チェコで生まれた

2拍子のテンポの速い舞曲、

フランス風のゆったりしたテンポが

特徴と書いてある、

この他に11曲のプログラムの中で

なじみの作品と言えば

前半を締めくくった

ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ「ウイーンの森の物語」と

プログラムの最後の

ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ「美しく青きドナウ」、

これについては是非とも紹介が必要であろう、

シュトラウス2世の代表作にして

オーストリア「第二の国歌」にもなぞらえられている名曲、

当初はウイーン男声合唱協会に献呈された

合唱付きワルツ、

初演の前年1866年にフランスとの戦争に敗れた

オーストリア人を元気づけるために書かれた

威勢のいいワルツでドナウ川とは関係なかったが

初演直前になってドナウ川をイメージしたとされる

序奏が加えられ

タイトルが「美しく青きドナウ」に決まった、

初演後すぐにオーケストラ版が編まれ

こちらの方がポピュラーになって

現在に至っている、

プログラムは終わっても例によって

アンコールの拍手が鳴り止まない、

アンコール1曲目は日本の唱歌「お正月」であった、

2曲目、3曲目、4曲目と続いたが

肝心のあれが出てこない、

そう あれ あれ えぇ~と、、、、

やっと5曲目にして始まった、

アンコールに5曲とはサービス精神旺盛だ、

ニューイヤーコンサートの最後の最後を

締めくくるのはやはりあの曲だ、

❝ラデツキー行進曲❞

ヨハン・シュトラウスⅠ世

指揮者が客席に向かって拍手を求める

お馴染みの曲、

客は拍手に応じることで

奏者とお客たちの間に一体感が生まれ

会場の盛り上がりは最高潮に達する、

この一体感を味わいたくて来るお客は

少なくないと思う、

ニューイヤー・コンサートは

聞きに来るのではなく参加に来るのである。