河本さんの件から生活保護費がクローズアップされてきました。
あるテレビ局では何度も何度も若い層の生活保護費受給者が
受け取ったその足でパチンコ屋へ行く取材を報道していたが国は何も手を打たなかった。
そして河本さんを片山さつき議員が宣伝材料に利用してしまった。
片方では、生活保護受給を、地方議員の票集めに利用されている現実があることをご存じか。
私が生活保護費の受給をしようとした経験を書いてみる。
72歳で会社を倒産させてしまった。自業自得だが、この年では借り入れも出来ないので
タクシーの運転手で働こうと応募したところ、年齢が過ぎているのでとあっさり断られてしまった。
あわてた私はそれから職安通いを始めたのだったが。
あらゆる職種を選んで、最後は福島原発のガレキ処理作業員にまで
応募しましたがすべてことわられました。
要するに72歳は雇用される年齢ではなかったのです。
職安通いを2ケ月間続けたが、1件も使ってもらえる会社は無かった。
電話をすると、お年は?と訊かれ、72歳ですと言うと、あっさりお断わられる。
年金担保までして会社に注ぎ込んで潰してしまった後ですから
2ケ月の職安通いですっかり持ち金を無くし、家賃は半年も滞納になった。
もう死ぬしかない!死ぬ前に役所の世話になってみようかと
市役所の生活保護課へ出向いたが、予約をしてないからその日は門前払い。
翌週、担当者に会えたが話を聞くうちに、警察の取り調べのように
私の子供や親戚関係を調べると言う。
とても生活保護をお願いする気になれなくなった。結局私は生活保護の申請をしていない。
これが現実の生活保護申請をしたい人間の受けた実態です。
もっと厳しくすると云う話も政治家の口から聞こえるが、とてもじゃない、
私の経験からこれ以上厳しくしたら、一体どんな層が受給できるのだろうか。
市会議員区会議員など議員達の、格好の票集め道具に利用しているから
議員を経由してない受給希望者は、窓口で厳しいことを言って諦めさせる。
これが現実の日本の福祉の現状ですよ。
上に書かれている状態ですと,援助してくれる親族がいなければOKでしょう.