大失敗の巻

今日はとんだ失敗をしてしまいました。

自分の不注意からその失敗は起きたのだから
誰にも文句を言うこともできず
ただただ自分の身に起きた現実を受け止めるしかありません。

今現在の私は痛みに耐えて、
その痛みが和らぐのを待つしかないのです。

こんなことになろうとは予想だにしませんでした。
私は今日も元気に楽しく走ろうと外に出たのに。

「よ～し、今日も頑張ろう。」
と思いながら2キロぐらい走ったところで事件が起きました。

私は車道の路側帯に出るために右に曲がろうとしたんです。
ちょうどそこは橋が架かっているところで
橋の欄干が石でできています。
最近はどこも頑丈な石やセメントなどで作られていますね。

自分では気を付けて回ったつもりだったのですが
右足太もも外側を石の欄干にぶつけてしまいました。

「うあ、イタッ！」と思った瞬間動きは完全に止まりました。
これは走れないかも・・・と思いました。
足が上がらないし、痛みが強くてどうしたらいいか分からない感じでした。

でもともかく行けるところまで行ってみようか、
私は無謀にもそんなことを考えて
ゆっくり走り始めました。

やめておけばよかったかもしれません。

しかし、打撲だし、血が出ているわけでもないし
何とかなるんじゃないかと思ったのです。
痛みのせいなのか、湿度が高かったせいなのか
私は全身びしょ濡れ状態になりました。

休憩したり、エネルギー補給をしたりして様子を見ましたが
どうもしっかり走れそうにありません。

15キロ過ぎぐらいから、とうとう歩きを入れることにしました。

帰り着くまで歩くことにしよう。
もし走れるなら走ろう。
そんなことを思いながら・・・。

これまでの私なら、すっかり落ち込んでいたと思うのですが
不思議なことに私は意外に気持ちが元気でした。

『仕方がないよね、自分の不注意だから。
　骨折しなくて済んだのだから良かったよ。
　帰ったら冷やそうか、打撲にはアイシングがいいはずだから。

　今日はとんだ失敗だったけど
　でも良かったこともあるな。
　それは長時間シューズを履いていても
　足に痛みが出ないことが分かったこと。
　足の裏とくるぶしのところに貼ったテープが効果があると分かったこと。』

少し走れそうかと思うときには走り
ダメだこりゃと思うときには歩き
気ままな行動をとりながら最後まで乗り物にも乗らず帰ってきました。