結構前からある沖縄そば屋さん「麺屋ちばとぉ~んど」さん。
正直に言うと、超目立たない通り沿いにあるため、車で通ることもなく、その結果、今まで行くこともなかった沖縄そば屋さんだ。浦添市の勢理客(じっちゃく)という街の裏道はくねくねしているし、斜めにクロスしてどこがどこに繋がるのかよくわからない。そこで、今年の夏。夏休みだったお昼、炎天下の中、ジョギングして勢理客まで行き、勢理客部落内を歩き回ったのだ。そう、どんな飲食店が、どの道に存在するのか把握するために・・・そして「ちばとぉ~んど」の場所を確認した。
絶対にこのお店を目的地にセットしなければ通ることもない。
しかも、お店の前に駐車スペースが5台分があるが、コインランドリーや別の会社と共有らしく、沖縄そば屋に客がいなくても満車になるということも理解した・・つまり難易度が高い沖縄そば屋という事になる(笑)
そんなこともあり、初訪問は12月となった。
週末の午後2時前に到着(1時間前に通った時には満車だった)。
入口に「沖縄そばセット680円」という看板があり、その安さに驚く。
店内に入ると2人掛けテーブル席2卓、カウンター4席の小さなお店である。
気さくな御爺さんがワンオペでやっている。全て自家製麺で、普通麺、月桃麺、桑麺の3種。うどん麺もあるので店名は「麺屋」ということの様だ。
月桃麺は、珍しいが他にないわけではない。しかし、桑麺は聞いたこともない。共に健康にいいのが特徴だろう。
御爺さん曰く、自分のオリジナルで店内で作っているとのこと。乾麺も販売しているそうだ。
桑麺は癖のない味だが、月桃麺は香りが高くて癖があるそうだ。
nobutaは、人生で初めてとなる桑麺で三枚肉そばの大780円を選択した。
正直に言うと、普通のお店の特大サイズの麺量で出てくるので、普通のお店の大サイズで良いと思う方は並を選択すべきだろう。とんでもない量で、出汁が見えん(笑)
たっぷりの三枚肉に玉子焼き、蒲鉾が載っているので最初は大量の麺も見えなかった(笑)
桑麺は、細麺でつるっとしていて食べやすい。出汁も美味しくて満足度が高い。
値段を考えると強烈にリーズナブルである。
そして、驚きのハイコスパは、妻が食べた「沖縄そばセット680円」だった。
セットは、沖縄そば、桑そば、月桃そば、うどんの4種類から選択し、副菜としてアジフライ若しくはチキンカツを選択。それにジューシー、小鉢、漬物が付くという素晴らしい内容である。
麺類は、肉が入っておらず、玉子焼きと豆腐が入っているのだが、共にサイズ感がある。実際、連れが単品の沖縄そばを食べれば、大量の肉が乗っかっているのでお裾分けしても有り余る。
小鉢も大きいし、何よりもジューシーが強烈に美味い。
nobutaも半分食べたのが、このジューシー(単品だと120円)は素晴らしい。
最近の沖縄そば屋ではジューシーを200円くらいで販売している(元々は100円だったのだが時代がそうさせた)し、それほど凝ったジューシーではないので高いと思わせることが多い。
しかし、このジューシーは具材が色々入っており、薬味も特徴がある。なんだろう、この風味と味わい、舌触りと言い、なんとも言えない美味しさである。
このセットが680円って、御爺さんは儲け度外視なんじゃないか(笑)
メニューに
カレー肉うどん(ご飯付)720円
というのがあるので、御爺さんにご飯をジューシーとチェンジ可能なのか伺うと、「もちろん大丈夫」との事だった。
これは、また近い将来、駐車場が空いている時にでも訪問してみよう。
ぐっとくる美味しさだったよ。
ご馳走様でした!!!!!!
浦添市勢理客2-10-14