「女神隊員に会ってどうする?」
「会って謝罪する」
「会って謝罪?・・・」
香川隊長はちょっと考えました。と、突然右手で拳を作って、左手の掌をポーンと叩きました。
「あは、そうか! 大量虐殺の唯一の生き残りに頭を下げて、その場面をカメラに撮って公開して、世間様に赦してもらおうという寸法かぁ!
でもなあ、女神隊員はお前らが侵入を許したエイリアンに延髄を傷つけられてなあ、今強い薬で寝かされてるところだ。今会うのはちょっとムリだな」
もちろんこれはうそです。女神隊員のけがは、軽傷より軽いものでした。でも、これを聞いて入谷隊長は悔しい顔を見せました。
「ちっ」
宮山隊員と番田隊員も苦虫をかみ潰したような顔を見せました。香川隊長はそれを見て、
「ん、なんだなんだ? お前ら、まるで女神隊員が延髄に大ケガしたことを知ってるみたいじゃないか。まだ公式に発表してないのに」
と言って、笑いました。J1の3人はさらに気まずくなりました。
ところで、当の女神隊員はこのとき自室で海老名隊員と一緒にいました。このときの女神隊員は、特徴的な単眼をウィッグだけで隠してました。2人はノートパソコンでインターネットを見ています。海老名隊員は画面の1点に指をさし、
「この帽子をかぶってたク○リて女の子は、ちょうちょみたいな翼が生えてる黄○○精だったんですよ」
女神隊員は苦笑しながら応えました。
「あは、そうですか」
リアル中2で重度の中二病患者の海老名隊員は、この手の話を始めると、とっても長くなります。女神隊員は苦笑するしかないのです。
再びサブオペレーションルームです。今J1の3人が出て行くところです。入谷隊長の捨てゼリフのような発言です。
「1週間後にまた来る。邪魔したな」
自動ドアが閉まりました。それを見て、香川隊長のがため息をつきました。
「ふ~ J1の連中はどうも好かんなあ・・・」
隊長はテーブルに座り、固定電話の受話器を取りました。
「おっと、そういや、あれはどうなった?」
隊長は受話器に話しかけました。
「もしもし、死体回収は終わったか?・・・ はあ? 身長140cmだ?・・・ なんだそりゃ?」
隊長は電話を切り、橋本隊員を見ました。
「今日倒した宇宙人だが、やっと死体が見つかったらしい。身長は140cmだったそうだ」
「ええ? 40mはありそうな感じだったけど・・・」
「140cmが正解だったんだろうな。最近は巨大化するエイリアンがはやってんのか?」
翌朝、太陽が昇ってきました。昨日テレストリアルガードと謎の宇宙人が闘った原野です。昨日不時着したストーク号が見えます。その周りには10人以上の警官が見えます。さらにその外側には、警官の倍以上の数の一般人が見えます。実は彼らはマニア。テレストリアルガードのオーバーテクノロジーを直に見られるチャンスはめったにないと思って集まってきたのです。もちろん撮影してるメンバーの中には、某国のスパイも混じってるようです。
この光景をちょっと離れた丘の上から見てる3つの人影があります。彼らは昨日未確認飛行物体に乗ってた宇宙人A・B・Cです。宇宙人Aはストーク号のコックピットに注目してます。その部分は昨日宇宙人Dによって破壊されてました。
「くっ・・・ あの機体はもう使えないか・・・」
それに宇宙人Bが応えました。
「やつらをもう1回おびき出して、やつらの機体を奪うしかないですね」
「仕方がないか・・・ 全員巨大化しよう!」
宇宙人BとCが応えました。
「はい!」
3人は巨大化しました。3人はそれぞれカプセルを手にしてます。隊長が再び命令です。
「甲冑装着!」
「ラジャーっ!」
3人の身体が光に包まれ、甲冑に包まれました。宇宙人Aは昨日の女神隊員の破壊光線を思い出してます。
「あいつの破壊光線は貫通型ではなく、炸裂型だった。炸裂型ならこの甲冑を破壊できないはずだ」
宇宙人Cは女神隊員の剣を思い出してます。
「それにこの甲冑があれば、あの剣の攻撃も防げるはず!」
それに宇宙人Bが応えました。
「ふっ、一石二鳥だな」
宇宙人Aの発言です。
「よし、行くぞ!」
3人が歩き始めました。3人が丘を越えた瞬間、3人の身体がふっと消えました。どうやら個人携帯用認識ステルス機能を発動させたようです。
テレストリアルガードの基地内です。今館内にけたたましく警報が鳴り響いてます。それを聞いて女神隊員が起きました。女神隊員はパンツ一丁で寝てましたが、慌てて隊員服を着て、フルフェイスのヘルメットをかぶって、廊下に飛び出しました。そしてサブオペレーションルームへ。中にはすでに隊長・倉見隊員・上溝隊員がいました。さらに女神隊員の後ろから、橋本隊員と寒川隊員が入ってきました。これで海老名隊員以外すべての隊員が揃いました。
隊長以外の5人が、隊長の目の前に横1列に揃いました。隊長の発言です。
「また透明な謎の巨人が出現した。場所は昨日謎の巨大宇宙人が出現したところだ。全員出動だ!」
「はい!」
上溝隊員が部屋の隅にある造り付けの金庫の扉を開けました。そこにはレーザーガンが収納されてます。上溝隊員がそのレーザーガンの1つを取りました。
「みなさん、レーザーガンです」
上溝隊員はまず隊長にレーザーガンを渡しました。
「ありがと」
レーザーガンが橋本隊員、倉見隊員、寒川隊員に渡されていきます。上溝隊員は寒川隊員にレーザーガンを渡すと金庫の扉を閉めようとしましたが、ここで倉見隊員が声をかけました。
「おい、もう女神隊員にレーザーガンを渡してもいいんじゃないのか?」
その一言に上溝隊員は驚きましたが、すぐに微笑みました。
「はい」
女神隊員は上溝隊員からレーザーガンを受け取りました。女神隊員はうれしそうです。
「ありがとうございます」
倉見隊員は視線をずらし、ちょっと顔を赤くしました。それを見て隊長はニコっとしました。
「会って謝罪する」
「会って謝罪?・・・」
香川隊長はちょっと考えました。と、突然右手で拳を作って、左手の掌をポーンと叩きました。
「あは、そうか! 大量虐殺の唯一の生き残りに頭を下げて、その場面をカメラに撮って公開して、世間様に赦してもらおうという寸法かぁ!
でもなあ、女神隊員はお前らが侵入を許したエイリアンに延髄を傷つけられてなあ、今強い薬で寝かされてるところだ。今会うのはちょっとムリだな」
もちろんこれはうそです。女神隊員のけがは、軽傷より軽いものでした。でも、これを聞いて入谷隊長は悔しい顔を見せました。
「ちっ」
宮山隊員と番田隊員も苦虫をかみ潰したような顔を見せました。香川隊長はそれを見て、
「ん、なんだなんだ? お前ら、まるで女神隊員が延髄に大ケガしたことを知ってるみたいじゃないか。まだ公式に発表してないのに」
と言って、笑いました。J1の3人はさらに気まずくなりました。
ところで、当の女神隊員はこのとき自室で海老名隊員と一緒にいました。このときの女神隊員は、特徴的な単眼をウィッグだけで隠してました。2人はノートパソコンでインターネットを見ています。海老名隊員は画面の1点に指をさし、
「この帽子をかぶってたク○リて女の子は、ちょうちょみたいな翼が生えてる黄○○精だったんですよ」
女神隊員は苦笑しながら応えました。
「あは、そうですか」
リアル中2で重度の中二病患者の海老名隊員は、この手の話を始めると、とっても長くなります。女神隊員は苦笑するしかないのです。
再びサブオペレーションルームです。今J1の3人が出て行くところです。入谷隊長の捨てゼリフのような発言です。
「1週間後にまた来る。邪魔したな」
自動ドアが閉まりました。それを見て、香川隊長のがため息をつきました。
「ふ~ J1の連中はどうも好かんなあ・・・」
隊長はテーブルに座り、固定電話の受話器を取りました。
「おっと、そういや、あれはどうなった?」
隊長は受話器に話しかけました。
「もしもし、死体回収は終わったか?・・・ はあ? 身長140cmだ?・・・ なんだそりゃ?」
隊長は電話を切り、橋本隊員を見ました。
「今日倒した宇宙人だが、やっと死体が見つかったらしい。身長は140cmだったそうだ」
「ええ? 40mはありそうな感じだったけど・・・」
「140cmが正解だったんだろうな。最近は巨大化するエイリアンがはやってんのか?」
翌朝、太陽が昇ってきました。昨日テレストリアルガードと謎の宇宙人が闘った原野です。昨日不時着したストーク号が見えます。その周りには10人以上の警官が見えます。さらにその外側には、警官の倍以上の数の一般人が見えます。実は彼らはマニア。テレストリアルガードのオーバーテクノロジーを直に見られるチャンスはめったにないと思って集まってきたのです。もちろん撮影してるメンバーの中には、某国のスパイも混じってるようです。
この光景をちょっと離れた丘の上から見てる3つの人影があります。彼らは昨日未確認飛行物体に乗ってた宇宙人A・B・Cです。宇宙人Aはストーク号のコックピットに注目してます。その部分は昨日宇宙人Dによって破壊されてました。
「くっ・・・ あの機体はもう使えないか・・・」
それに宇宙人Bが応えました。
「やつらをもう1回おびき出して、やつらの機体を奪うしかないですね」
「仕方がないか・・・ 全員巨大化しよう!」
宇宙人BとCが応えました。
「はい!」
3人は巨大化しました。3人はそれぞれカプセルを手にしてます。隊長が再び命令です。
「甲冑装着!」
「ラジャーっ!」
3人の身体が光に包まれ、甲冑に包まれました。宇宙人Aは昨日の女神隊員の破壊光線を思い出してます。
「あいつの破壊光線は貫通型ではなく、炸裂型だった。炸裂型ならこの甲冑を破壊できないはずだ」
宇宙人Cは女神隊員の剣を思い出してます。
「それにこの甲冑があれば、あの剣の攻撃も防げるはず!」
それに宇宙人Bが応えました。
「ふっ、一石二鳥だな」
宇宙人Aの発言です。
「よし、行くぞ!」
3人が歩き始めました。3人が丘を越えた瞬間、3人の身体がふっと消えました。どうやら個人携帯用認識ステルス機能を発動させたようです。
テレストリアルガードの基地内です。今館内にけたたましく警報が鳴り響いてます。それを聞いて女神隊員が起きました。女神隊員はパンツ一丁で寝てましたが、慌てて隊員服を着て、フルフェイスのヘルメットをかぶって、廊下に飛び出しました。そしてサブオペレーションルームへ。中にはすでに隊長・倉見隊員・上溝隊員がいました。さらに女神隊員の後ろから、橋本隊員と寒川隊員が入ってきました。これで海老名隊員以外すべての隊員が揃いました。
隊長以外の5人が、隊長の目の前に横1列に揃いました。隊長の発言です。
「また透明な謎の巨人が出現した。場所は昨日謎の巨大宇宙人が出現したところだ。全員出動だ!」
「はい!」
上溝隊員が部屋の隅にある造り付けの金庫の扉を開けました。そこにはレーザーガンが収納されてます。上溝隊員がそのレーザーガンの1つを取りました。
「みなさん、レーザーガンです」
上溝隊員はまず隊長にレーザーガンを渡しました。
「ありがと」
レーザーガンが橋本隊員、倉見隊員、寒川隊員に渡されていきます。上溝隊員は寒川隊員にレーザーガンを渡すと金庫の扉を閉めようとしましたが、ここで倉見隊員が声をかけました。
「おい、もう女神隊員にレーザーガンを渡してもいいんじゃないのか?」
その一言に上溝隊員は驚きましたが、すぐに微笑みました。
「はい」
女神隊員は上溝隊員からレーザーガンを受け取りました。女神隊員はうれしそうです。
「ありがとうございます」
倉見隊員は視線をずらし、ちょっと顔を赤くしました。それを見て隊長はニコっとしました。