幸せに思う事

終活ちょいなか暮らし

鯉里 トリ Nok(鳥)

2016-05-17 | つぶやき
通勤電車は移動図書室。
時間を有効に使ってるなって思える、車内の読書。

タイに移住して、活字に飢え始めた頃、友人が送ってくれた
河治和香「国芳一門浮世絵草紙 侠風むすめ」
お父様の監督映画の関係で親交があったそうで、読んでみてと送ってくれた。

梅干しを思い浮かべると、顎の付け根がジーンと甘酸っぱい感覚に襲われるでしょう。
そんな、感覚に包まれた一冊。

天邪鬼で甘えるこが下手な私は、主人公の気持ちが痛いくらいに重なって…
ふっと、あの時ああしていたら、と過るものの、
結局は自分自身はそんなことできやしないんだと、諦めと納得。

だけど、過ぎ去ってみると、辻褄が合っているんだと思えてくる。
物事には全て理由があるみたいで、
だから次に何が起こるのかワクワクドキドキで、
自分自身の小説が綴られていく。
多分、良し悪しに関係なく、
生かされている!って瞬間が面白い。

帰国するまで、五巻の続編になっていたなんて思いもしなかった。
先月、友人宅にお泊まりした時に借りてきた"河治和香"
面白くて一気読み中。
コメント
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