いばせんせいのブログ

愛車光岡ビュートのこと、趣味のドライブや博物館めぐりのこと、ネクタイのこと、などを書いていきます。

秘仏・秘宝特別開帳の奈良、西の京の寺めぐり(その2)

2010年07月06日 08時28分09秒 | 旅・ドライブ(奈良県)
奈良・西の京の社寺秘仏・秘宝特別開帳めぐり(その2)。

次は薬師寺です。
こちらは、昭和・平成に伽藍が復興され、きらびやかな雰囲気です。

南門から見る東塔と西塔


昭和59年に再興された中門と平成3年に復元された仁王様。金ピカです。


昭和51年再興の金堂。この中に国宝の薬師三尊像が安置され、お坊さんが20~30分くらいの法話をしてくださいます。金堂の中には、法話を聞く人のためベンチも設置してありました。


国宝の東塔。薬師寺で唯一創建当時より現存している建物だそうで、薬師寺の秘宝特別開帳のひとつは、この東塔の初層内陣の特別開扉です。10月31日までで、その後解体修理のため覆い屋根で覆われ、平成30年まで外観が見えなくなります。

本来は仏様がお祀りされているそうですが、別の場所へ移されているのか仏様は無く、心柱や、鏡越しに天井絵が拝観できます。


こちらは昭和56年再興の西塔。こちらも初層が開扉され、東西南北に向いてお祀りされている4体の仏様が拝観できますが、昭和の仏様なので金ピカでした。


鎌倉時代に再建された東院堂。国宝の観世音菩薩像などの仏様のほか、東塔の屋根のてっぺんに乗っている相輪の、水煙・伏鉢・露盤のレプリカや、天平の釘なども展示されています。

水煙や伏鉢は、塔の下から見上げると小さく見えますが、「こんなに大きなものが屋根の上に乗っているの!」とびっくりします。

相輪とは


東院堂前の回廊ごしに塔を望む。

薬師寺でも、この南の回廊と、講堂の後ろに蓮の鉢植えがたくさん並べられており、花を咲かせていました。


薬師寺の秘宝特別開帳のもう一つが、平成3年に落慶された玄奘三蔵院伽藍と平山郁夫画伯の描かれた壁画のある大唐西域壁画殿の拝観です。
普通は春と秋の公開ですが、今年は1年中拝観できます。


玄奘三蔵院伽藍の前にも蓮の鉢植えが並べられ、たくさん花を咲かせていました。

↓詳しくはコチラ
薬師寺の公式サイト

近鉄橿原線西の京駅から徒歩すぐ。車だと有料の駐車場有り。