先述の基本ソフトを買えばFMC機能は搭載済みなのに 宝の持ち腐れ状態と言うか
FMCのLNAV機能が基本ソフトに搭載されてること を知らん人が本当に多い。
でもブログも含め この便利機能搭載にもかかわらず、初心者向けにすら書かない。
まぁ操作が簡単すぎて書いてないと言う話もあるけどね。
なので、簡単に書くと (この機能の詳細はラーニングセンターのGPSの項を参照してください)
1 基本ソフト上のフライトプランの作製という機能でフライトプランを作る。
この作業がGPSーNAV自動操縦機能のルート入力作業と兼務になっている。
※要は、フライトプランで飛んでる人は それだけでGPS-NAV基本入力完了なのだ。 )
この機能の入力は、他アドオン機や本物FMC入力作業より 合理的で簡単な事前準備だ。
フライトプランの作成は難しそうだけど、離陸空港と着陸空港と飛行形式の3点を設定するのみ。 あとはPCが そのルートをIFRかVFRかで 本物チックに自動でルート作成して提示してくれる。
しかも その提示ルートを手動でリアル完璧版など想い通りにルート修正作業も出来る。
本物飛行にも このルート作製機能が使えそうな感じの ゲームにして凄い機能なのだ。
とにかく ゲームソフト側が自動的にルートの詳細フライトプラン作製をしてくれる。
回作れば記憶機能があるので、同じルートデーターを呼び出して何回でも使える。
(※フライトプランの作製をやってますか 昔から言うけど、物事の成功は事前の段取りが8割。)
2 離陸して 管制指示により空港SIDを手動操縦で飛び 予定エンルートに近くなったら、
この先は予定コースに乗ってくれ と言う管制からレーダーコンタクトがある。 このときに縦席のNAVーSWをNAVからGPSに倒す。 そしてMCP設定でAPCを
オンにしてAVを押す。 これが手動から自動に切り替えのベスト地点。 (切り替え タイミングは色々だ)
3 MCPでAPCオンにしてNAVを押したら GPS-NAVフライトコースの自動飛行になる。 但し GPS-NAVは水平面の進路のみしかコントロールできない。
(※この水平面FMCコントロールのことを LNAV(別名はNAV 航法とも呼ぶ)とよぶ) まぁ FsのGPS画面はカーナビ画面と似ているが、飛行機は地面を這うしかない自動車と違い3次元空間を自由に動く事ができる。
すなわちGPS画面上でも見えない空間の縦方向(垂直方向) すなわち高度側の位置把握
と操縦設定も考慮しないとだめだ ということだ。 (高度8000mでエヴェレストに激突とかね)
(※この高度プラス速度のFMC自動コントロールをVNAV(経路PASSとも呼ぶ)という。)
GPSーNAV機能は、 この縦方向のVNAV(経路)の事前設定コントロールができない。
もちろん高度(縦方向)をGPS画面では確認もできない。 なのでVNAV(経路)に対する
項目制御はMCPコンソールを使い 別にゲーマーが人力ナビして手動入力となる。
ちなみに、本物飛行のFMC使用飛行は、VNAV(経路)機能を外して使うことが多い。
と言うことは、GPS-NAV機能でも本物自動操縦っぽいFMC操縦感覚が味あえるわけだ。(本物Vnav機能の操縦を使わないのは本物FMCのvnav動作が まどろっこしい のだ。)
このGPSーNAV機能は太平洋越えなど、長時間長距離巡航飛行には 大変便利な機能だ。 (究極は昼寝も出来る。) 短距離飛行ですら 上空で方向音痴になり迷うことはない。
とにかく、着空港の滑走路接地点近くまで、進路(航法)設定はgpsーNAVで飛べる。
万一、巡航飛行中で緊急に針路変更が 必要な場合は、MCPのHEG設定の方位角度を
くべき向きに方位角度に変える。 そしてMCPのHEADを押す。
すると GPS優先動作状態でも、GPSーNAVルートから外れてMCP設定向きに飛ぶ。
プランルートに戻したい時は MCPのNAVボタンを押せばGPS-NAV飛行ルートに戻る。
ここで蛇足だが、 GPS-NAV SWをGPSからNAVに戻して MCP手動設定で
逃げる手もあるけど推奨しない。 このあたりが自動操縦センスを問われる基本らしい。 ※ 巡航時はオーパイを外さないのが基本。 変な動きでも自動操縦を外さずに対処らしい。
4 ここまでは序の口。 (ここまでに機能は たぶん初心者が推測できたかも)
で この付属GPSーNAV機能が本当に優れているのは、目的地空港に近くなると よくわかる。 というのも、主な空港の最終着陸コースデータが、基本ソフトに搭載済みだ。
なので、到着空港50NM前に ATISや管制通信から使用予定滑走路の情報が来れば、
GPSのGOASEボタンを押す。 そしたら到着空港の着陸経路パターンが何種類も出てくる。
それらから、管制指示どうりの使用滑走路と着陸経路方法を カーソルで選べばイイだけ。
要は その滑走路と着陸パターンを GPS上のツマミで廻して選択設定して ENTERすれば
GPS画面に着陸航法ルートをLOADして、GPS画面上に最終アプローチルートが映る。
この状態は CDUセット状態 すなわち準備ができた段階だ(これだけでは動かない))
そして、このアプローチ経路の自動操縦実行は、管制から最終着陸経路指示が来るので
そのときに 再度GOASEボタン押すとEXQUTE と言う項目が点灯している。
その状態でENTERを押すと 機体は予定着陸滑走路のアプローチコースへ自動で向かい
アプローチルートに沿って 自動操縦でナゾって飛んでくれる。 (但し 何度も言うけどVNAV機能は搭載してない 高度と速度は あなたの頭で別管理してMCPで設定だ。)
とにかく 上空で距離感が掴めない素人ゲーマーPも、これで着陸アプローチが簡単になる。
要は 初心者が着陸失敗をする最大原因は 悪いアプローチ取り により発生するわけだ。
ということは 事前に 巡航から着陸に向けてのアプローチの航法(NAV)と経路(PASS)取りのルートイメージを習得しないと、 本物Pの飛行ですら、うまく着陸は出来ないわけだ。
(キムタクのドラマシーンでも 航空チャートを開いて自習してるシーンが多々ありましたよね。)
ちなみに FSゲームはマメに対応済みで 世界主要有名空港のアプローチ区間だけを飛ぶ
フライトプラン(フライトの選択)が 有料や無償フライトプランアドオンソフトとして公開されてる。 それらのアドオンソフトを用いて アプローチのみ練習するのも一考かもね。(ゴルフと似てる)
※ 飛行機は、飛行できる制限があり その範囲でのプランルートを頭の中で予測、
適切な飛行速度と高度処理(降下率計算)をしないと、LNAVでのフライトプランルート
を機械が正確にナゾって飛行したところで、うまく滑走路手前にアプローチできない。
(※このあたりは このゲームすら基本雑学と操縦慣れ(蔵数)が必要なのだ。)
まぁ この機能を活かせば、あの香港カーブも小型機なら楽ショウで接地点に接地出来そうだ。 ただし、ジャンボみたいな大型機はV2最低飛行速度の関係で自動操縦だけだとカーブの膨らみが大きくなる。 その結果は 接地点が大きくずれたりする。(本物でもズレてたから仕方ない)
大型機は視界が良いなら、手動操縦で下りた方が、カーブでの機械的な遅れ気味動作もなく、気分良く降りれる。(pc計算力より、慣れた人間の勘ピュター感覚頭脳が上ということだ。)
それでも GPS-NAVを使いこなせたら、面倒なアプローチコース取りが自動操縦で出来るため、その余裕でチェツクリスト確認 (pが英語で 傍目にカッコヨクしゃべる7割はチェツクリストの確認作業だ。 でもFS素人ほど確認作業に余裕がない。 プロpが見た目よりすごいと認識できるかも) さらに この余裕時間でミスアプローチ時のルート確認もできる。(早め 先手の行動は基本かも)
この段階なら 着陸複行時の場合に使う TO/GA の使い方を復習されるといいかもね。FS付属機は標準搭載済み。 ただのスイッチなのにTO/GA機能は奥が深い。
そんなミスアプローチの場合は その先のミスアプローチルートデーターも標準搭載されてる。(要は ミスアプローチ時もGPS-NAVコースナゾリができる。 動揺した手動操縦より安全だ)
そして着陸だ。(簡単に言うけど、着陸決定は 機長のみしかできない特権判断項目だ。)
ここから先はGPS-NAV機能が使えないので切り離す。(ここから自動着陸詳細は先述してる)
接地直前(決心高度150Ft)までに 計器だけ確認していた状態から、有視界により接地点に着地確認をする。 ついでだけど オートスロットルをオンで降りると 対地高度50ftでエンジン推力が自動でミニマムになる。(FS付属機は 電波高度計機能が搭載されてないのに)
特殊なフライトプランには こんな時にウィンドシアーが発生。 最後まで緊張感が重要だ。 着陸寸前で 突風に吹き付けられ機体姿正がおかしくなり着陸失敗なんて FSゲームですら 本物でもあった花巻空港や成田空港と同じ墜落事故になる。 ぐうの音もでない。
それでも 基本ソフト付属機体搭載の自動操縦機能は使いこなすと それなりにリアル。
多々あるらしい自動操縦手法を理想タイミングで組み合わせて使うのに このゲームすら時間を掛けて雑学習得と操縦センス習得に知恵がいる。 FSゲーム操縦が分かってくると 楽になりそうだが、逆に神経が磨り減りゲームが終わるとヘロヘロ。 (そこまでマチャド先生は教えない)
このゲームは点数が付かないので客観評価が難しいけど、 そんな自己マンゾク評価も含め
ゲーマーの自己学習能力しだいのゲームだ。(このゲーム目的は無事着陸する事だけ!)
というわけで アメリカ人的な視点のゲーム(誰でもできるお膳立てが完璧な日本のTVゲーム文化に慣れたゲーマーは たぶんトラブルンだろうな とりあえずFSは最難関ゲーム扱いだ)
これに後述する、他のアドオン機能の追加がある。 それの組み合わせ業もあるわけでね。
※ 本物操縦も これは同じらしい。 事前に先読みして考えながら飛ぶが自動操縦の基本。
要は このことを知らんでゲームすると悲しい 操縦者の頭がパニクリながらの自動操縦。
ゲーム的と言えば その難関状態を切り抜けてアドレナリンがドバッと放出するのが
楽しいのだが、あとから考えてみると イカに飛行前の雑学習得も含め、事前準備が必要か分かる試験課題内容だ。 (このゲームは 素人とプロでは 同じ着陸でも視点が違うのだ)
さてGPSーNAV機能は、まだ他の機能に使い方もある。
Fsをはじめて6年経っても fs2004基本ソフトの機能すら、しゃぶり尽くせてないのかと思う 今日この頃だ。