トリ語

仕事を終えて帰宅し、玄関のドアを開けると「ぶん！ぶん！ぶん！」と甲高い声で喜んでくれるぶんち。
「ただいまー」とカゴに寄っていってあいさつすると「ぷぽぷぽ」という穏やかな声になります。
その後たいていは台所で夕食の支度に入るのですが、そうするとまた「ぶん！ぶん！ぶん！」と騒ぎます。
「出してよー。そっちに行きたいよー」という意味です。
夕食の間は、その甲高い声にカゴの中をせわしなく動き回る音が加わり、たぶん初めての人が聞いたらうるさくて仕方ないかもしれません。
夕食を終えてようやくカゴから出すと、また「ぷぽぷぽ…」。
人の肩や手にとまってる時はそんなに騒ぎません。
カゴに戻し、エサを食べると、再び「ぶん！ぶん！」。
「もう寝ましょうや」という意味です。
布をかけて暗くしてやると、嘘のように静かになります。
こうして連日ぶんち語で会話している私です。