部屋に荷物を置いて、コンデジ、デジイチ、そしてステッキを持って赤岳の山頂へ行ってみることにした。
14:24 さぁ行くぞ!
近づくほど絶壁に見えるよ。
時間的に降りてくる人も多い。登り優先で待ってくれる方も居たが、先に降りてくれと声をかけることもあった。
上画像から下画像まで17分間撮影していない。つまり、この付近はそれどろこでは無かったと言うこと。
昼頃に登った地蔵尾根でドキドキを経験して慣れたはずだが、この付近もやはりドキドキだった。
クサリを頼りすぎてはいけないと頭で分かっていても、ついつい片手で掴んでしまう。するとクサリが低い位置にあるときは姿勢が低くなってしまう。
また、ステッキを目一杯短くし、ストラップで手首に引っかけていたが、結構邪魔だった。ザックが無いので背中は楽だが、逆にしまうことが出来なかった。
これらの反省は翌日もう一度登る際に役だった。
ようやく傾斜が緩み、コンデジを出す余裕が出来た。赤岳頂上山荘が目の前だ。
14:55 頂上山荘前を通過。ここは赤岳北峰で、いわゆる山頂は少し先の南峰だ。
うわぁ、スゴい人!
山頂標識で記念撮影の順番待ち・・・
数分後、ようやく私の番だ。ちなみにヘルメットは小屋に置いてきた。何のために買ったんだか(^_^;)
ちなみに山梨百名山の標柱は画像の後ろ側に傾いて立っていた。どうも扱いが悪い。
また、山梨百名山ようやく72座目。新らしく登ったのは一昨年大晦日の大室山以来だ。つまり、昨年は一つも更新できなかった。残りは農鳥などの高い山、小川山などの行きにくい山、笊ヶ岳、鋸岳など絶対無理な山、そして秋山二十六夜山などまったく富士の見えない山なんだよなぁ。
お楽しみのデジイチタイム!
権現岳の奥に南アルプスがズラリ!
左が木曽駒、真ん中に特徴的なフォルムの御嶽山
手前の阿弥陀岳がデカイ。奥は左から御嶽山や乗鞍
南側に回り込んでみた。この3本の棒は何?
※ 検索してみたのですが、わかりません。ご存じの方は教えてください。m(_ _)m
15:14 満足して下山。
前に居る人たちはどうやら十数人のグループ。急ぐ必要も無いので、少し距離を開けて写真を撮りながらノンビリ降りた。
影赤岳
渋滞中・・・先ほど苦労した辺りだが、降りる方が気持ちに余裕があった。
小屋に戻り、スタッフ男性に更衣室は何処か尋ねると無いという。仕方ないので、寝室に戻り周りを見渡すと、カーテンを閉めれば女性宿泊客からは見えない。薄暗いので男性客からも見えないはず。さりげなく(?)上下とも着替えた。前述のように場所が端だったので、ザックに入れてきたワイヤーハンガーにウェアをかけて、干すことも出来た。乾かないだろうが、汗びっしょりでは無かったので、これで十分だ。
さて、寝室は狭く、居場所も無い・・・
受付時にもらったカップ(下画像)を持って食堂へ。ここは(インスタント)コーヒーは飲み放題、有り難い。
一旦外へ出て、談話室に行ってみた。
談話室はストーブが焚かれ暖かい。そして大勢の宿泊客でごった返していた。グループの皆さんは仲間内で会話中。本棚には山の本がビッシリあったが、賑やかで読む気にもならない。ここにも居場所を見つけられ無かった・・・
談話室を出ると、何人かが外でカメラを構えている。モンベルダウンを重ね着し、ニット帽を被り、デジイチを持って外に出ることにした。
年配の夫婦の記念撮影を買ってでると旦那さんがあなたもと言うので、撮ってもらった。
横岳カッコイイ!
再び影赤岳 (コントラストを強調しています)
この時間でも金峰山五丈岩がクリアに見えている。
17:00 近くに居たカメラ好きに話しかけた。彼も頑張って三脚を担いできたという。
あの夕陽が沈むタイミングが、17:30からの夕食の時間と重なりそうだが、どうだろうか。
行列に並ぶと日の入りを撮れないかもしれない。ちょっと早めに食堂へ・・・
もう始まってるじゃないか! (17:10)
色々な方のレポを見て、愉しみにしていたバイキング形式だ。手前は杏仁豆腐やフルーツポンチ。
タラの芽の天ぷら、煮物、鶏肉、最後に炊き込みご飯と豚汁。山の上でこれだけ豪華な食事とは素晴らしいね。
おかわり自由だが、私は一回当たりの食事はこれで満足だった。
ごちそうさまと容器をスタッフに返し、三脚を持って外へ。
17:26 イイ時間に間に合った!
横岳が赤く染まってる!
雲も色づいた
17:34 沈んでいく・・・
宿泊客の皆さん。何人かは超ハイテンションだった。
穂高の大キレットと槍が浮かび上がった!
その左、乗鞍岳
三脚を持って小屋の裏側へ。お、富士もイイ色だ。そして月が明るい!
17:42 再び西側へ。これ以上の色は出なかった。
ダウンを着ているが、足下はサンダルなので、寒さに耐えられなくなってきた。小屋の中へ!
大部屋はほぼ満員。中央左寄りのグレーのザックが私のもの
さすがにまだ18時だ。眠るには早すぎる・・・
もう一回外へ!
18:26 諏訪の街灯りがキレイだ。
月が明るく、富士は肉眼でもどうにか見えていた。
19時過ぎに寝袋へ潜り込んだ。まだまだうるさかったが、身体は疲れていたようで比較的早く眠ることが出来た。
続く
※ 八ヶ岳からは北アルプスの山々がよく見えましたが、山座同定は極めて怪しいと思われます。間違いがあれば、ご指摘いただけると嬉しいです。m(_ _)m