23時過ぎに一度トイレへ。寝袋は内側のシーツ(?)がわけわからないことになっていた(^_^;)
暗いし、今更どうにもならない、取り敢えず寝袋の中に潜り込んだ。寝心地は悪いが、標高2700mに立っているのに寝室はちっとも寒くない。これには感謝しなければね。
3:40のアラームで起床。昨日のウチに直ぐ動き出せるように準備しておいた。厚手のズボンに履きかえ、ダウンの上にウィンドブレーカーを着込んで、外へ・・・行くのはまだ早い!
昨日スタッフさんに自炊室が無いか尋ねたところ、これまた無いという。その代わりに食堂を使って良いと有り難い返答をもらった。4:15から朝食の準備が始まるというので、4時前にヘッデンを点けながら食堂へ。
食堂の入口には三脚を持った女性2人が軽食をとっており、奥では男性がヘッデンを点けながらバーナーを使っていた。8月の仙丈小屋と違い、早起きは私だけでは無かった。
食堂の窓からは茅野の夜景、空に星が輝いているのがよく見えた。これは期待十分だ。
テーブルでお湯を沸かして、アルファ米が出来上がるまでの15分間にパンを食べ、メインディッシュはアマノの中華丼。勿論ドリップコーヒーも欠かせない。
順序は前後するが4:05位にはスタッフさんが食堂の灯りを点け、朝食の用意を始めていた。食堂を使えたことのお礼を言った。
食後、寝室に戻ると4:20過ぎで部屋の灯りは点けられ、多くの方々が荷物の整理を始めていた。八ヶ岳は移動距離の長い人が多いので、動き出しも早いのだろう。
食事で使った荷物を置き、三脚を持って外へ。勿論使い捨てカイロをポケットに入れておいた。
昨日の時点で小屋の側ではなく、地蔵の頭へ向かう途中の岩場辺りが良さそうだと見当を付けておいた。
風はそこそこ吹いていたが、強風で三脚が固定できなかった仙丈ヶ岳ほどではなかった。
4:34 勿論富士を狙いたい。肉眼ではボンヤリなので、撮り方はアバウトだったが、ISO1600で30秒でこれくらいの出来になった。星空と夜景が撮れたのは初めてかも。雲海(低い雲)が丁度良かったのだろう。
奥秩父方面、手前は甲府の街灯りかな。
さらに北側で灯りが見えた。近づくと小屋泊のベテランさんだった。少し話しかけたが、そっけない感じだったので、話しは続かなかった。
4:43 赤岳頂上山荘を入れて星空を撮ってみた。
5:02 この空の色を見たかったんだ~
5:04 撮影場所をパチリ。出来は酷いが載せておく。
小屋の皆さんは朝食の時間かな。
数人の話し声が聞こえ、「お~、富士が見えるじゃん」という大きな声がした直後、ヘッデンを点けた若い男性4人組がやってきた。昨日は赤岳鉱泉にテントを張って、今朝歩いて来たという。つまり、暗い時間に地蔵尾根を登ってきたわけか。
その後、若いカップル、ソロの女性もやってきた。背中の小さい荷物を見ると上述の4人と一緒だろう。若いってスゴいなぁ。
ちゃんと写っていないが、北岳を登る彼らのヘッデンの灯りを撮ってみた。地蔵尾根を登れるのだから、あの辺も平気なのかな・・・
5:22 富士の後方もイイ色になってきた。
そろそろバッテリーが怪しくなってきた。バッテリーを入れ替えてと・・・
目を上げた瞬間、太陽に気付いた。(5:34)
後ろ側、横岳が赤く染まる。前日夕方とあわせて2回目だ。
赤岳も赤くなった!?
阿弥陀岳の奥に御嶽山
北アルプスの山々に泊まった人たちもこの朝の風景を楽しんでいるのだろう。
槍ヶ岳の左下に強い光!なんだろう。
その左、乗鞍から大キレットまで
この頃になると天望荘に泊まり、横岳方面へ向かう人たちと会うようになった。上述の様に動き出しが早い。
「撮っているところを撮ってください」とお願いした。
丁度腰掛けるのに良さそうな岩が有り、5:04の時点よりも三脚を低くして撮っていたという記録写真。
三脚をしまって小屋に戻ろうとしたが、もうちょっと!
ホント、ここに来て良かった~
続く
朝焼けと日の出
赤岳と左に見える富士山のアングル
いずれも素晴らしいです。
私はこの時間美しの森から
地獄谷向けて歩き出していました。
さて、赤岳で望さんに会えたのでしょうか?
またお会いできたら、この日のことを教えてください。