私用で朝から都心へ。
行きの電車、スマホで音楽を聴いている若い人を真似て、わたしはiPadで。
少し目が疲れているので、目の休養です。
パソコンが小さくなったので、文字も小さくなりました。
それに長いこと向き合っていたので、目も疲れたのでしょう。
といいつつ、帰りには買ったばかりの新書を開いて、またまた目を酷使。
タイトルが「生物多様性」…最初の数ページを読みました。
なかなか面白そうですが、いま、はまってはいけない。
帰ってからまたパソコンと対面するので、目を閉じてあれこれ下手な考え。
地球にどれだけの数の生物がいるかはわかっていないそうです。
また、どうしてそれだけの数になったのか、というのも不明。
たぶん、必要があってそうなったのでしょうが、なぜ、どうして必要なのか。
昔、読んだ本で、ガイア仮説というものを知りました。
地球生態系を一つの生命体として捉えるという考え方です。
仏教の教えには、一切悉有仏性(山川草木、この世のすべてには仏が宿る)があります。
万物に神が宿るというのは古事記にも見られる考え方です。
科学的かどうかはともかく、そういう考えは古くからあったのでしょう。
生命を持つ持たないにかかわらず、モノを構成する最小の単位は原子。
原子のレベルで見れば、人間も犬も木も花も土もたいして変わりはありません。
137億年前の原子が、あらゆる時と場所を経巡って今わたしの中に入っている。
それは明日、吐く息に混じって空中を漂い、街路樹の葉に取り込まれるかもしれない。
あるいは誰かの身体の一部となっているかもしれません。
ちなみに、ヒトの体を構成する原子は、何年かのうちにすべて入れ替わってしまいます。
原子の眼で見れば、この世の存在すべては交わりつながっているようにも思われます。
すべてが滅することも無く生じることもなく、未来永劫、流転し変化し続けている。
万物は流転する…電車が駅について妄想の時間が終わりました。