バイオレットのお絵かき☆ダイアリー

折々に描いた俳画や水彩画を展示して、勉強の励みになれば…
そんな想いで、また新たな出発です。

病院での出来事

2005-10-11 08:54:50 | Weblog
先日受診のために病院を訪れた時のことです。
予約の時間までに昼食をとろうと、院内の食堂に行きました。
あいにく中はいっぱいで相席に・・・向かいはかなり年配のご婦人でした。
その方、私が食事を始める頃になって突然話し始めたのです。

その内容はかなり深刻なものでした。
ご主人が肝臓ガンで現在通院しながら抗がん剤の治療をされているとか・・・
そして余命は6ヶ月と宣告されているとか・・・
二人暮しで、ご主人が亡くなった後、一人ぼっちになってしまうとか・・・
すっかり身の上話を聞かされ、私、なんか食事も上の空で、全然美味しくなかったです~。

でも、お話を聞きながら、私も母が闘病中の辛い日々のことが思い出され、
全く他人事とは思えませんでした。
そう言えば、私も母の病気のことで、友人と食事中に、溢れんばかりの心の苦悩を
抑えることができず、思わず泣きながら色々と聞いてもらったことがあります。
食事中にそんな話を聞かされて、本当に大迷惑だったと思いますが、
彼女、嫌な顔もせず、真剣に話を聞いて一緒に泣いてくれました。
すっかり我を忘れていたこと、私、後で反省しきりでしたけど、
彼女の優しさに触れて、改めて友達のありがたみがわかったものです。

あの時私の苦しい胸のうちを吐露したことで、どんなに気持ちが軽くなったことか・・・
きっとご婦人も私に話すことで、少しは日頃のストレス解消になったかもしれません。
席を立つ時、私「お大事に!じゃ、また・・・」って思わず言いました。
たぶんもうこの方とお会いすることはないだろう・・・と思いながらも
またいつかお会いしたら、またこのお話の続きを聞いてあげたい!という気持ちが
心のどこかにあったからだと思います。
ずっと聞き役をしてあげたことで、少しは私もお役に立てたかな?
コメント (2)
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