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ハンティング・パーティー

2008-05-17 00:30:07 | 活弁見聞録
ズレ:「この上なく暗澹たる出来事を背景としながら、この上なく軽快な人間模様を描き出したバランスが何とも絶妙で、世の中てなぁ何事も悲劇と喜劇が表裏一体で愛憎はどうにも不可分なもんだってのがしみじみと感じられるようだぜ
 日本で国連てぇと錦の御旗のような印象だけど、所詮その場の人間関係で成り立つ以上は国際紛争の現場じゃUNだろうとNATOだろうと黄門様の葵の印籠のような神通力はないって様子がよく伝わってくるし、大国の思惑の前にはホロコーストが必ずしも厳しく断罪される訳でもないってのも分かるし、最前線のジャーナリストってなぁ相当にヤクザな稼業だってのも痛感できるし、最近の国際情勢を理解するうえでもいい教材になるんじゃねぇか
 平和の祭典が執り行われたサラエボ冬季五輪の廃墟が登場するのも印象的で、存外に五輪と紛争ってのは無縁じゃない歴史を振り返ると、人権問題で揺れる北京の五輪スタジアムが万が一にもそんなことにならないようにと祈るばかりだわな」
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