”スローライフ滋賀” 

「近江万葉浪漫の膳」が完成

 東近江地域が舞台とされる「万葉集」に登場する調理法や食材を用いた料理「近江万葉浪漫の膳」が完成し、メニュー開発を手掛けた東近江市五個荘川並町の料亭「納屋孫」で3月5日、関係者に披露された。
 3月内に開催予定の観光ツアーの夕食で振る舞い、地域の歴史を食で発信する。

↑写真:中日新聞より

 令和の由来となった万葉集への関心の高まりを受け、東近江市と愛荘町、多賀町の公立博物館などでつくる任意団体「鈴鹿山麓混成博物館」が企画。江戸中期には開業していた、歴史ある同料亭に協力を依頼した。

 万葉集には「タイの造りをひしおとノビルをあえたソースにからめて食べたい」との調理法を示す歌と、食材になる動植物が出てくる歌が40ほどある。
今回は「早春バージョン」として、県内の春の味覚を中心に10品を作った。

 調理法はタイと琵琶湖産フナを金山寺みそ、酢、ノビルのソースであえて再現。氷魚やイノシシ肉、カブラや菜の花といった県産食材は薄味に仕上げ、平安時代の大饗(だいきょう)料理のように藻塩や酢などをかけて食べる。

 店主の関目正樹さんは、当時はしょうゆを使わず、調理法も焼くか蒸すかのどちらかだったことから「どうしたらいいかと苦労した」。それでも、しょうゆ代わりに大徳寺納豆を活用するなど「できる限り昔の形を基にアレンジした。現代の人にも喜んで食べてもらえる」と胸を張った。
 
納屋孫
https://www.nayamago.com/

 監修した県安土城考古博物館の元副館長大沼芳幸さんは、万葉集で詠まれている食材をデータベース化して地域の料理人に公開することで、「それぞれでアレンジをして『万葉料理』を作ってもらい、万葉の舞台を訪れた人に提供できれば」と期待した。

 この料理は調理に手間がかかるため、事前に予約のあった団体客のみに提供する。
尚、観光ツアーは募集を締め切っている。
 
聖徳太子ゆかりのランチ「近江韓流膳」完成
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/696ecaae9054a4a47e0c299f5b439e12

聖徳太子ゆかりランチ、第2弾は「里御膳」完成
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/9ff42d1e0434bdaecbae0a556c0d25de
<中日新聞より>
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「滋賀のグルメ・郷土料理」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事