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【国際線フライトと海外の旅の物語】 (第39回) 機上から見たサハラ砂漠

 西アフリカのモーリタニアで再発したマラリアは結果的に1週間弱でおさまった。抗マラリア剤MP錠のお陰であったと思われる。数日のモロッコのカサブランカ滞在を含めて幸いにも体力は復調した。

 よってヨーロッパ経由で帰国するのは止め、最後の目標国「ヨルダン」を訪問するため当初の計画通り、エジプトの首都「カイロ」に向かった。1979年8月末のことである。

 モロッコのカサブランカらエジプトのカイロまでジェット機で北アフリカを横断したが機上から見たサハラ砂漠の広大さに驚嘆した。
この時のフライトは確かモロッコ航空だったと思う。モロッコからエジプトまでの距離は3600km、5時間半の飛行である。成田からホーチミン市と同じくらいである。
 機上からの雲海の下は無機質な砂漠の連続であった。北アフリカのなぜこんな大きな砂漠が出来たのか不思議であった。


 サハラは、アフリカ大陸北部にある砂漠で、氷雪気候の南極を除くと世界最大の砂漠である。南北1,700km。面積は約1,000万平kmであり、アフリカ大陸の3分の1近くを占め、アメリカ合衆国とほぼ同じ面積である。
 サハラ砂漠の国はモロッコ、西サハラ、 モーリタニア、アルジェリア、 マリ共和国、ニジェール、チュニジア、リビア、チャド、エジプト、 スーダンにまたがっている。

 サハラ砂漠全体の人口は約2,500万人であり、そのほとんどはモーリタニア、モロッコ、アルジェリアに住むサハラ砂漠内で最大の都市は、モーリタニアの首都ヌアクショットである。そのほかに重要な都市としては、ヌアディブー(モーリタニア)、タマンラセト(アルジェリア)、アガデズ(ニジェール)、セブハ(リビア)、インサラー(アルジェリア)が挙げられる。

 サハラ砂漠は大西洋に接する。東側はエジプトに面し、スーダンとニジェール川を南の境とする。標高300メートル程度の台地が広がり、中央部にはホガール山地(アルジェリア南部)、アイル山地(ニジェール北部)、ティベスティ山地(チャド北部)がある。サハラ砂漠の最高点は、ティベスティ山地のエミクーシ山(3,415m)である。約70%は礫(れき)砂漠で、残りが砂砂漠と山岳・岩石砂漠である。

 サハラ砂漠は、アフリカ大陸を北アフリカとサブサハラ(サハラ以南)に分割している。2つの地域は気候の上でも文化の上でも大幅に異なっている。サハラ砂漠より北は地中海性気候であるのに対し、砂漠の中は砂漠気候(BWh)である。一方、砂漠の南端はステップ気候帯に隣接している。南部限界は、年150mlの降水量線に相当している。

 サハラ砂漠の成因はハドレー循環による北緯20度から30度にかけての亜熱帯高圧帯の直下に位置し、年中アゾレス高気圧に覆われることによって降雨が起こらないことである。
 インドや中国南部のようにこの緯度にあっても地形の関係で大量の降雨がある地域もあるが、サハラ砂漠はアジアのヒマラヤ山脈のような広域気象に影響を与えるような大山脈が存在せず、北のアトラス山脈を除いてはほぼ平坦な地形であることから緯度がそのまま乾燥度に関係し、広大な砂漠を形成している。
 しかし、亜熱帯高圧帯は地球全体の気象の変化によって数千年単位で北上・南下を繰り返すため、過去には何度も湿潤地帯となったことがあった。 

<Wikipediaより>
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