公益財団法人藤井協成会(理事長・藤井陽一郎)はこのほど、地域の教育振興の一助になればと、楽器やノートパソコンを東近江市立五個荘中学校に今年も寄贈した。
↑写真:滋賀報知新聞より
同財団は、スキー毛糸の製造や販売などを手がけて成功を収めた近江商人、藤井彦四郎(1876~1956年)が、61歳の還暦を迎えた記念に私財を投じて設立したもの。
出身地でもある五個荘地区の教育文化の向上や、社会教育の増進、地域振興への助成などを目的に地元教育関係機関などの要望に応じた寄贈を続けている。
【滋賀・近江の先人第20回】化学繊維市場の礎を築いたパイオニア、倉敷紡績創業・藤井 彦四郎(東近江市)
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/7132b40fccca0004e3e977f54dff480a
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これまでは遊具や楽器などが地域の幼稚園や小中学校に贈られてきた。
この日は、同会理事の足立進さんと河村栄一さんが同校を訪問し、楽器の「チャイム」とノートパソコン2台、ビデオカメラを寄贈。
足立さんは「近江商人の家訓には、売り手よし、買い手よし、世間よしの『三方よし』がある。有効に活用していただき、みなさんのご活躍を祈念します」と生徒に伝えた。
生徒を代表し、3年生の藤野彩さんは「いろんな支えがあって私たちの活動や生活が送れることに感謝したい」と話した。
<滋賀報知新聞より>