滋賀県日野町大窪の近江日野商人館で「没後20周年童謡詩人細川雄太郎全作品公開展」が11月17日(日)まで開かれている。
童謡「あの子はたあれ」や「ちんから峠」の作詞者として広く知られている細川雄太郎氏(1914年-1999年))は日野町出身の童謡詩人で、大津音頭や必佐幼稚園園歌、日野小学校校歌など、県内の多くの企業や学校歌の作詞を手がけた。
<因みに、記憶になかったがブログ筆者が出た中野小学校校歌も細川雄太郎の作詞だった>
細川雄太郎はこのブログ「スローライフ滋賀」、「【滋賀・近江の先人第61回】童謡作詞家・細川雄太郎(滋賀県日野町)」でも紹介している。
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/ce673a1b6d6853c94bed0237d3cfe33f
昨年10月、細川氏の親族から同町へ遺品寄贈の申し出があり、細川氏が群馬県の日野商人宅で奉公生活を送っていた縁から日野商人館が調査したところ、未発表作品を多く含む原稿用紙などが段ボール10箱余りあることが判明。この貴重な資料を広く周知するため、没後20年に合わせた企画展を計画し、細川氏の一生を紹介する年譜と共に自筆のノートや原稿用紙に遺された1773作品を公開している。
近江日野商人館は「遺されていなかった同人誌に掲載されていた作品を考えると、細川氏の作品は1800点をはるかに超える。一生にわたって創作活動を続けていた彼の情熱を感じ取ってほしい」と話している。
<滋賀報知新聞より>