滋賀県立八日市南高校食品科流通科学班の2年生が21日、実習で栽培した煎茶と玉露の新茶販売会を開いた。
↑写真:滋賀報知新聞より
八日市南高校食品科の生徒は、「政所茶」の伝統を守る一助として、8年前から政所町の放棄茶園を借り受け、栽培に取り組んでいる。
玉露は昔ながらの方法で丹精込めて栽培。また、煎茶、玉露ともに収穫は一枚一枚、手摘みで丁寧に摘み取った。
販売会では、煎茶約5・1kgと玉露3・3kgについて、10―100gの各パックに分けて販売した。当日はあいにくの雨だったが、地域の人や家族が買い求めに訪れていた。
指導した加藤晋一教諭は、「玉露はうまみ、煎茶は苦みとうまみがバランスよく仕上がった」と話していた。
女子生徒は「はじめは良い葉を摘み取るのが難しかったが、徐々に触った感触で分かるようになった」と実習を振り返った。
なお、同高生徒が栽培した「政所茶」は、あす6月26日(日)10:00から道の駅・奥永源寺渓流の里(東近江市蓼畑町)で開かれる政所新茶会でも販売される。
<滋賀報知新聞より>