江戸時代の俳人、歌人、国文学者で、俳聖松尾芭蕉が教えを受けた「北村季吟」(1624年~1705年)の追悼法要が6月11日、出身地の野洲市北で営まれた。
↑写真:中日新聞より
季吟の没後250年の1955年、顕彰会が設立され、北自治会館前に句碑を建立。毎年6月に顕彰を続け、近年では命日の6月15日に近い第2土曜日に実施している。
追悼法要には住民ら20人が参列。読経の中、次々と焼香し、郷土の偉人をしのんだ。諸頭亮彦自治会長は「2年後には生誕400年を迎える。野洲市と連携し、地域を挙げて功績を広く発信できれば」と語った。
野洲文化小劇場では顕彰記念事業があり、募集した俳句の表彰式やコーラスの披露などがあった。
野洲文化小劇場では顕彰記念事業があり、募集した俳句の表彰式やコーラスの披露などがあった。
季吟は、源氏物語や徒然草、枕草子、万葉集など多くの古典文学の注釈書を手掛けた。江戸幕府で和歌の指導にあたる初代の歌学方となり、5代将軍徳川綱吉に仕えた。代表作「源氏物語湖月抄」は後世に読み継がれている。
【滋賀・近江の先人第162回】松尾芭蕉の師匠・北村 季吟(野洲市)
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/582b00f7479ee3c4694a4892b3c4dffc
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/582b00f7479ee3c4694a4892b3c4dffc
<中日新聞より>