東近江市の八日市を開いたと伝わる「聖徳太子の像」が1月19日、まちの玄関口である近江鉄道八日市駅にお目見えした。
八日市ライオンズクラブ(上田みね代会長)が、通学で駅を利用する若者に地域に関心を持つきっかけにしてもらおうと設置した。
展示期間は、「近江の聖徳太子魅力発信事業」最終日の12月3日まで。
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↑写真:滋賀報知新聞より(鈴木さん(右から2人目)が制作)
像の高さは台を含めて196cm。頭部は紙粘土、胴体は発泡スチロール、剣は木製。モデルは、八日市ライオンズクラブが昨年、聖徳太子の薨去(こうきょ)1400年を記念して、太郎坊宮に寄贈した太子像。
制作したのは、副幹事の鈴木雅彦さん。寄贈された太子像を目にして、制作意欲をかきたてられたという。物のづくりは好きな方だが、本格的な造形制作の経験はなく、あえて言えば子ども時代に熱中したプラモデル。
像の高さは台を含めて196cm。頭部は紙粘土、胴体は発泡スチロール、剣は木製。モデルは、八日市ライオンズクラブが昨年、聖徳太子の薨去(こうきょ)1400年を記念して、太郎坊宮に寄贈した太子像。
制作したのは、副幹事の鈴木雅彦さん。寄贈された太子像を目にして、制作意欲をかきたてられたという。物のづくりは好きな方だが、本格的な造形制作の経験はなく、あえて言えば子ども時代に熱中したプラモデル。
昨年3月から制作を始め、6月下旬に完成させた。材料については、身の周りにあるものを使った。発泡スチロールをナイフで削って衣服のひだをつくるのは繊細な作業で、何度もやり直しをした。最も苦労したのは頭部で、悩みぬいた末、やや彫りの深い表情にした。
更に銅像のような風合いを出すために、スポンジにアクリル絵の具の青、緑、黒を含ませて、少しずつぼかすように着色して仕上げた。
鈴木さんが完成品を八日市ライオンズクラブの例会で披露したところ、会員から「郷土の歴史文化を知ってもらうため役立ててみては」と勧める声が上がった。
展示初日のセレモニーで、会員は「魂がこもっているよう」と見入っていた。聖徳太子像のほか、東近江地域に伝わる太子の縁起・伝承をイラストで描いた「近江聖徳太子絵伝」もあわせて展示されている。
<滋賀報知新聞より>