このほどミネルヴァ書房から、滋賀県ゆかりの戦国武将を紹介した書籍「六角定頼―武門の棟梁、天下を平定す」と「明智光秀・秀満―ときハ今あめが下しる五月哉」(共に「ミネルヴァ日本評伝選シリーズ」)が出版された。
「六角定頼―武門の棟梁、天下を平定す」では、
定頼の父、高頼をはじめとした佐々木六角一族の足跡をたどり、天下人ほどの隆盛を誇った全盛期とその終焉までが記されている。
著者は「戦国遺文 佐々木六角氏編」(東京堂出版)、「戦国大名佐々木六角氏の基礎研究」(思文閣出版)などを著した村井祐樹氏(東京大学史料編纂所准教授)。
龍王寺奉加帳(竜王町、龍王寺蔵)や永源寺宛六角氏綱寄進状(東近江市、永源寺蔵)など、県内に所蔵されている関連史料の写真も多数掲載されている。定価3500円(税別)。
「明智光秀・秀満―ときハ今あめが下しる五月哉」は、
諸説ある光秀の生まれや信長との関わり、本能寺の変の謎、娘婿の秀満にも注目した一冊。
著者は「今川義元」(ミネルヴァ書房)、「軍師・参謀」(中公新書)などを著した小和田哲男氏(静岡大学名誉教授)。定価2500円(税別)。
両書籍とも各書店で販売中。
書籍に関する問い合わせ: ミネルヴァ書房(TEL 075-581-0661)へ。
<滋賀報知新聞より>