滋賀県は12月8日、2027年春の開学を目指す滋賀県内初の高等専門学校について、1学年の定員を120人とし、4つの専門コースを設ける方針を、滋賀県議会で明らかにした。
滋賀県企画調整課によると、滋賀県内から毎年60人程度が県外の高専に進学している。滋賀県内に高専ができれば、志望者は150人程度に増えると予測。県外からを含めて計230人ほどが志望するとみて、入試倍率などを考慮して定員を120人とした。教員は常勤で50人程度を見込む。
定員に応じた施設を整備するには、少なくとも延べ16000㎡程度の建物と、6000㎡のグラウンドなどが必要となる。設置場所は来夏に決める方針。
カリキュラムは5年制で、1年生で全員が情報技術の基礎を学び、2年生以降は機械、電気電子、情報技術、建設の4コースに分かれる。
地域課題の体験や企業へのインターンシップ(就業体験)なども検討する。
学校の設置主体については滋賀県立大を視野に調整している。
<中日新聞より>