Around 50 人生はアドベンチャー!

40代半ばにして再婚
妊活のおかげでベビーを授かりました。
ベビーのこと・日常・野球・読書など気まぐれで綴ります。

ラットマン

2017-10-10 23:56:47 | 読書
(内容)
結成14年のアマチュアロックバンドのギタリスト・姫川亮は、ある日、練習中のスタジオで不可解な事件に遭遇する。
次々に浮かび上がるバンドメンバーの隠された素顔。
事件の真相が判明したとき、亮が秘めてきた過去の衝撃的記憶が呼び覚まされる。
本当の仲間とは、家族とは、愛とはー。


「カラスの親指」で衝撃を受けて以来、追いかけ続けてる道尾秀介作品。

読者メーター登録前も含めるとかれこれ10冊目くらいになるはず。

まずびっくりしたのが、誉田哲也の姫川シリーズを読んだ次の作品の主人公が姫川姓なんて…

混同はしなかったけど、自分でもさすがにちょっとびっくりした。

そんなことはさておき、道尾作品の久しぶりの大ヒット!

そうそう、こういうちょっと錯覚系の騙されるタイプの作品を待っててんなあー。

どんどん引き込まれる感もよかったし、後半の二転三転する展開も大好きなパターン。

個人的にめちゃくちゃ面白かった。

少し道尾作品に失望しかけてた時やったから、スゴい嬉しかった。



★★★★★

インビジブルレイン

2017-10-10 23:07:39 | 読書
(内容)
姫川班が捜査に加わったチンピラ惨殺事件。
暴力団同士の抗争も視野に入れて捜査が進む中、「犯人は柳井健斗」というタレ込みが入る。
ところが、上層部から奇妙な指示が下った。
捜査線上に柳井の名が浮かんでも、決して追及してはならない、というのだ。
隠蔽されようとする真実ー。
警察組織の壁に玲子はどう立ち向かうのか?
シリーズ中もっとも切なく熱い結末。


今年になって読み始めてすっかりハマってしまってる姫川玲子シリーズ。

前作が短編で少し物足りなかった分、本作はガッツリ読むことが出来た。

姫川班はあんまり出て来なくて、暴力団との絡みが多かった。

テンポがよくて読むやすくて良かった。

でも、犯人がなんとなく展開で読めてしまったのが少し残念。

最後は少し切ない終わり方やった。

巻末に著者と竹内結子の対談が載ってた。

ドラマを見てなかったけど、少しだけ姫川玲子と竹内結子がイメージ出来るようになった。

しかも本作は映画化されている。

牧田役を大沢たかおが演じてるらしい。

一度、映画も見てみたいなあ。



★★★★☆