(内容)
高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。
週刊深層編集部の都留は、フリージャーナリストの太刀洗と合流して取材を開始するが、徐々に事件の有り様に違和感を覚え始める…。
太刀洗はなにを考えているのか?
滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執ー己の身に痛みを引き受けながら、それらを直視するジャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。
日本推理作家協会賞受賞後第一作「名を刻む死」、本書のために書き下ろされた「綱渡りの成功例」など。
優れた技倆を示す粒揃いの六編。
久しぶりの米澤穂信。
「王とサーカス」で登場した太刀洗万智シリーズで本作は6編からなる短編集。
太刀洗万智の性格や態度にはあんまり共感出来なくて、好きなタイプではないけど、その洞察力のスゴさに驚かされる。
1編毎に違った設定の中、鋭い洞察力で真実を突き止める。
展開としてとても面白くて、読みやすい。
以前、「満願」を読んだ時も少し思ったけど、米澤穂信作品は短編の方が俺は好きかも?
★★★★☆
高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。
週刊深層編集部の都留は、フリージャーナリストの太刀洗と合流して取材を開始するが、徐々に事件の有り様に違和感を覚え始める…。
太刀洗はなにを考えているのか?
滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執ー己の身に痛みを引き受けながら、それらを直視するジャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。
日本推理作家協会賞受賞後第一作「名を刻む死」、本書のために書き下ろされた「綱渡りの成功例」など。
優れた技倆を示す粒揃いの六編。
久しぶりの米澤穂信。
「王とサーカス」で登場した太刀洗万智シリーズで本作は6編からなる短編集。
太刀洗万智の性格や態度にはあんまり共感出来なくて、好きなタイプではないけど、その洞察力のスゴさに驚かされる。
1編毎に違った設定の中、鋭い洞察力で真実を突き止める。
展開としてとても面白くて、読みやすい。
以前、「満願」を読んだ時も少し思ったけど、米澤穂信作品は短編の方が俺は好きかも?
★★★★☆